◇サムスン電子の李在鎔氏が会長昇格 「責任経営」強化へ サムスン電子は取締役会で、李在鎔(
イ・ジェヨン)副会長(54)の会長昇格を決定したと発表した。会長のポストは父親の李健熙(イ・ゴンヒ)氏が2020年10月に死去して以来、2年間空席となっていた。李在鎔氏はすでにサムスングループの経営トップとしてグループを率いてきたが、会長昇格で名実ともに「李在鎔のサムスン」時代が幕を開ける。同社の取締役会は、世界的に対外環境が悪化する中で▼責任経営の強化▼経営安定性の向上▼迅速で果敢な意思決定――が必要と判断し、李在鎔氏の会長昇格を決定したと説明した。◇自衛隊国際観艦式への参加決定 7年ぶり 政府は来月6日に日本の海上自衛隊が開催する国際観艦式に海軍を参加させることを決めた。日本の海上自衛隊は創設70周年を記念して開く観艦式に韓国を招待し、韓国政府は参加を検討してきた。韓国が日本の観艦式に参加するのは朴槿恵(パク・クネ)政権時代だった2015年以来、7年ぶりとなる。◇韓国中銀 資金難の企業・金融機関を支援へ 銀行が韓国銀行(中央銀行)から融資を受けたり差金決済取引を行ったりするために預けておく担保証券の対象に、銀行や公共機関が発行した債券(銀行債・公共機関債)などが追加された。銀行の流動性の負担を減らし、資金難に陥っている企業や第2金融圏(銀行以外の金融機関)などに対する融資に積極的に乗り出すことができるようにする。また、韓国銀行は資金難にあえぐ証券会社などに対して買い戻し条件付き債券(RP)の買い入れを行い、約6兆ウォン(約6156億円)を供給する。◇北朝鮮軍による射殺事件 不正指摘される文前政権高官らが反論 文在寅(ムン・ジェイン)前政権期に黄海上で起きた北朝鮮軍による男性公務員の射殺事件を巡り、文政権で外交・安全保障と担当した高官らが国会で記者会見を開き、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が同事件の対応で隠蔽(いんぺい)などの不正があったと主張していることについて、「根拠もない(政治)報復にすぎない」と強く反論した。会見には盧英敏(ノ・ヨンミン)元大統領秘書室長や朴智元(パク・ジウォン)前国家情報院長、徐薫(ソ・フン)前国家安保室長らが出席し、「現政権が(男性の意思による)越境ではないと判断するなら別の失踪の原因に関する明確な根拠と判断を提示しなければならない」と求めた。◇最高裁 現代自・起亜に「社内下請け労働者の直接雇用を」 大法院(最高裁)は、完成車大手の現代自動車と子会社・起亜の工場で塗装、生産管理などベルトコンベヤーを直接活用しない「間接工程」で業務を遂行した社内下請け労働者が両社を相手取り起こした地位確認を求める訴訟で、2年以上働いた労働者も元請け企業が直接雇用すべきだとの判断を示し、原告一部勝訴の原審が確定した。大法院は「原告が担当した全ての工程で派遣法上の労働者派遣関係が成立した」と認めた。現行の派遣法は、派遣労働者の雇用期間が2年を超えた場合は使用事業主(元請け)に直接雇用の義務があると規定している。◇週末まで秋らしい天気に 気温は平年並み 今週末まで秋らしい天気が続きそうだ。気象庁は北西から張り出した大陸高気圧が30日まで韓国に影響を及ぼし、晴れの日が続くと予想した。気温も平年並み(最低気温2~12度、最高気温16~21度)となりそうだ。ただ、北から南下する冷たい空気が朝鮮半島北部の高原にぶつかって東海側に回り、比較的暖かい海上で雨雲になって内陸に流入することで、江原道東部では27日の午後遅くから29日の昼にかけて10~40ミリの雨が降る見通しだ。
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