◇大学入試始まる 受験者約50万人中2400人がコロナ感染者 全国で17日朝、2023学年度の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)が始まった。出願者数は50万8030人。新型コロナウイルスへの感染が確認された約2400人は別途に用意された会場で受験する。新型コロナ感染拡大後、感染者が病院や自宅を出て同試験を受けることが認められたのは今回が初めて。1日の新規感染者数が昨年の同じ時期より大幅に増え、病院などで受験するのが難しくなったことを受けての措置だ。前年度の同試験では、受験者のうち感染者は96人、自主隔離者の受験生は128人だった。◇サウジ皇太子が3年半ぶり来韓 尹大統領や財界要人と会談へ サウジアラビアの実権を握るムハンマド・ビン・サルマン皇太子が17日、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)から韓国入りした。ムハンマド皇太子の訪韓は2019年6月以来、約3年半ぶり。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と会談するほか、サムスン電子の李在鎔(
イ・ジェヨン)会長など主要企業グループの総帥との会談も予定されている。尹大統領との会談では、巨額が投じられるサウジの巨大都市開発プロジェクト「NEOM(ネオム)」のほか原子力発電所、防衛産業などの分野での両国間協力が協議される見通しだ。◇国連委が北朝鮮人権非難決議を18年連続採択 韓国も共同提案国に 国連総会の第3委員会(人権)は16日(米東部時間)、北朝鮮の組織的かつ広範な人権侵害を非難し改善措置を求める決議案を、議場の総意(コンセンサス方式)により投票なしで採択した。同種の決議採択は2005年から18年連続で、来月の国連総会本会議で正式採択される見通しだ。韓国は4年ぶりに、決議案に賛同を示す共同提案国に加わった。◇統一相「北の非核化という目標は不可能ではない」 権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は16日、就任6カ月を迎えて聯合ニュースと聯合ニュースTVの共同インタビューに応じ、北朝鮮が核兵器政策の法制化や核に関する断固たる意思表明を行ったとしても非核化が頓挫したと考えることはないとした上で、「北の非核化という目標は(達成)不可能ではない」と述べ、対北朝鮮制裁と説得の努力を続けなければならないとの姿勢を示した。権氏は、制裁や圧力、拡大抑止で北朝鮮を直ちに非核化することはできないが、非核化のテーブルへと引き出す手段になると述べた。その上で「対話によって非核化でどのような肯定的な変化が生じるか話し合えば、北は非核化を最終決定できるだろう」との見解を示した。 ◇孫興ミンが現地練習に初参加 W杯カタール大会 眼窩(がんか)骨折のため手術を受けたサッカー韓国代表のキャプテンでエースの孫興ミン(ソン・フンミン、英トットナム)が16日、ワールドカップ(W杯)カタール大会に向け現地で行われている代表チームの練習に黒いフェースガードを着けて初参加した。孫は1日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのゲームで、相手選手の肩が顔面を直撃。左目周辺の骨が折れ、4日に手術を受けた。孫の復帰により「ワンチーム」となった韓国代表は、17日にはカタール入り後初めて1日2回の練習をこなす計画だ。◇新規コロナ感染者 5万5437人 中央防疫対策本部は17日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から5万5437人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約80人多く、ほぼ横ばいとなった。
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