◇雑踏事故 ソウル警察トップ「管轄署から機動隊の要請受けていない」 ソウル警察庁トップの金光浩(キム・グァンホ)庁長は21日、158人が死亡した梨泰院での雑踏事故を巡り、ハロウィーン期間に管轄の竜山警察署から機動隊の出動要請を受けたことはなかったと明らかにした。これに先立ち、李林宰(イ・イムジェ)前竜山警察署長は機動隊を配置するようソウル警察庁に事前に要請したが、事故当日はデモが多いため支援できないと断られたと国会で証言していた。金氏と李氏の立場が食い違っていることから、警察の特別捜査本部は李氏の職務放棄、業務上過失致死傷の容疑を立証するため、機動隊の出動を事前に要請していたかどうかの確認に注力する見通しだ。◇改良型ワクチン 予約なしで接種可能に 政府は新型コロナウイルスの変異株に対応した改良型ワクチンの接種を促すため、21日から4週間を「集中接種期間」として事前予約なしで接種を受けられるようにした。60歳以上の50%以上、感染リスクの高い施設の入所・利用・従事者の60%以上が接種を受けるよう奨励する。21日午前0時の時点で、60歳以上のうち冬季追加接種対象者のワクチン接種率は17.3%、高リスク施設の関係者の接種率は17.6%にとどまっている。◇火星17「実戦配備されたとの情報ない」 軍合同参謀本部 軍合同参謀本部は定例記者会見で、北朝鮮が18日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」について、「実戦配備されたという情報はない」と明らかにした。朝鮮中央通信は19日、前日に金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の立ち会いのもと火星17の発射実験に成功したと報じ、「大陸間弾道ミサイル部隊」について初めて言及した。これを受け一部で、北朝鮮がICBM部隊を創設し、火星17を実戦配備しようとしているとの見方が出ていた。◇NATOに代表部設置 幅広い分野へ協力拡大 韓国の北大西洋条約機構(NATO)政府代表部が22日(現地時間)付で業務を正式に開始する見通しだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の6月のNATO首脳会議出席に合わせ、NATO代表部の開設を発表。NATOは9月末、韓国代表部の開設を承認した。外交部は「NATO代表部の開設を通じ、NATOとの協力関係をより制度化し、NATOが推進している政治・軍事の連携、サイバー防衛、気候変動などさまざまな課題を巡る活動により積極的に参加していく」と表明した。
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