韓国外交部の任報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部の任報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が談話を出し、韓国と米国が北朝鮮への追加の独自制裁を検討していることに強く反発したことについて、韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は「核開発を断念させようとするわれわれの努力が北の政権に相当な影響を与えていることを物語っている」と強調した。

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 任氏は「北が国際社会の制裁を回避するため、違法な海上活動とサイバー活動に集中している中、われわれの独自制裁の検討に異例と言える敏感な反応を示した」と指摘。「国際社会の糾弾と制裁を避けるため、(韓国に)責任を転嫁しようと試みている」として、「最近、朝鮮半島で緊張が高まっている責任は違法な挑発を行っている北にあるため、これをわれわれに転嫁しようとする試みは決して成功しない」と批判した。

 そのうえで、「米国を含む国際社会と緊密に連携して対北制裁を強化し、北が核開発を断念し非核化交渉に戻るしかない環境を揺るぎなくつくっていく」と強調した。

 また、北朝鮮が7回目の核実験などの挑発を行う場合、サイバーや海上などの分野で制裁を加える方針を改めて表明した。とりわけ、サイバー分野での制裁については、「核ミサイルの開発に必要な資金を絶つことに寄与する」と説明した。

 金与正氏は談話で、韓国が北朝鮮の自衛権行使を「挑発」と位置づけ、独自制裁を検討していると非難。「米国と南朝鮮(韓国)がわれわれに対する制裁に必死になればなるほどわれわれの敵対心と怒りは大きくなる」と警告した。


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