金与正副部長、核攻撃の対象に「ソウル」を名指し、韓国分裂誘導=韓国報道(画像提供:wowkorea)
金与正副部長、核攻撃の対象に「ソウル」を名指し、韓国分裂誘導=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、キム・ヨジョン(金与正)党副部長は24日の談話で、米韓独自の対北朝鮮制裁推進に強く反発し、ソウルを核攻撃対象に挙げた。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領には暴言を浴びせ、ムン・ジェイン(文在寅)元大統領と比較して韓国国内分裂を誘導した。北朝鮮のこのような態度に統一部は「非常に嘆かわしい」と明らかにした。

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金副部長は同日、朝鮮中央通信を通じて公開した談話で、「韓国国民が尹錫悦のバカが危険な状況を作り続けている政権をなぜそのまま見ているのか分からない」と述べた。尹大統領を非難しただけでなく、野党の一部の政権退陣運動を扇動する発言と見られる。

金副部長はさらに、「文在寅(前大統領)がいた時は、少なくともソウルはわれわれの的ではなかった」と強調した。

これは尹錫悦政権発足後、ソウルを直接的な攻撃対象にしているという意味で、1994年の北朝鮮代表団のパク・ヨンス(朴英洙)団長が行った「ソウル火の海」発言を連想させた。

一方、統一部は朝鮮半島の緊張局面は、北朝鮮の相次ぐミサイル挑発からもたらされたことを指摘し、「(北朝鮮が)盗賊がムチを持つように、われわれに責任を転嫁しようとしている」と批判した。

統一部は「韓国国民に対して反政府闘争を扇動し体制を揺さぶろうとする不純な企図を強く糾弾する」とし「国民は誰も同調せず、北朝鮮当局に対する認識だけがさらに悪化するという点を知らなければならない」と付け加えた。
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