◇貨物労組がゼネスト突入 組合員の43%参加 労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の公共運輸労組貨物連帯本部が24日午前、全国16カ所で同時にゼネラルストライキに突入した。首都圏の物流拠点である京畿道義王市の内陸コンテナ基地には組合員約1000人が集まり、期限付きで導入された「安全運賃制」の恒久化などを求めた。安全運賃制はトラック運転手が過労・速度超過・過積載走行を行わずに済むよう最低限の運送料を保障し、これに違反する荷主に過料を科すもの。政府は約2万2000人と推定される組合員のうち約43%に当たる9600人がゼネストに参加したとみている。 ◇宴席参加疑惑は虚偽 野党議員が尹大統領に「遺憾の意」 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官が大手法律事務所の弁護士約30人と共にソウル・清潭洞の高級クラブでの宴席に参加したとの疑惑を提起した最大野党「共に民主党」の金宜謙(キム・ウィギョム)国会議員が、疑惑を裏付ける証言がうそだったことが明らかになったことを受け尹大統領に対し遺憾の意を表明した。金氏は記者団に送ったメールで「国政に関する重大な情報提供を受け、国政監査でこれを確認することは国会議員として当然すべきこと」としながら「今後も国民に代わって追及する『義務と責任』を全うする」と述べた。◇韓国 金与正氏の尹大統領非難談話に「慨嘆」 北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が尹錫悦大統領を「ばか」とこき下ろす談話を出したことについて、統一部の当局者は「われわれの国家元首を低俗な言葉で非難し、初歩的な礼儀も備えていないことを慨嘆する」と批判した。また、「朝鮮半島の緊張局面は北の相次ぐミサイル挑発などがもたらしたにもかかわらず、盗人たけだけしくわれわれに責任を転嫁する態度に強い遺憾の意を表す」と強調した。◇今夜W杯初戦 街頭応援のソウル・光化門に救急・救助隊配置 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で韓国代表が初戦のウルグアイ戦を迎える24日夜、ソウル市の消防災難(災害)本部は街頭応援が行われる市中心部の光化門広場に四つの救急隊と二つの救助隊を配置する。広場には1万人以上が集まると予想されており、救急・救助隊は救急患者が出た場合に応急処置と搬送を担い、大型事故の発生時に迅速に人命救助活動を行えるよう備える。また、事故発生に備え、消防関係者54人と消防車9台が広場で待機する。◇尹大統領「防衛産業は未来の新成長エンジン」 尹錫悦大統領は、南部の慶尚南道泗川市にある韓国航空宇宙産業(KAI)で開かれた防衛産業輸出戦略会議で、「防衛産業は未来の新成長エンジンであり、先端産業をけん引する中枢」と述べたうえで「政府は防衛産業が国の安全保障に寄与し、国の先導産業に成長できるよう積極的に後押しする」と強調した。尹大統領は防衛産業輸出が原子力発電所や建設など他分野との協力へと拡大するよう、政府を挙げて防衛産業の輸出支援体制を構築する考えだ。尹政権発足後、防衛産業輸出戦略会議が開かれるのは初めて。大統領室は世界トップ4に入る防衛産業輸出国を目指し、政府と軍、業界の協力体制を構築するため開催したと強調した。
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