ソル・ギョング の最新ニュースまとめ
「美しいことは罪?」と聞かれても仕方ない。30秒のCMで美しさを魅せつけたキム・テヒは、1時間を越える画面ではその力を発揮できなかった。
映画『戦い』(監督:ハン・ジスン/制作:シネマサービス)のヒロインキム・テヒ(ユン・ジナ役)は、走ってはさらに走りたった3言だけを残した。「あ・や・ま・れ(謝れ)」「恋愛は幻想、結婚は現実」「結婚してみたらなんてことないわ、やめな、1人で生きな」と騒ぐ既婚男女の言葉が、大げさではなかったことを示している。
「別れるくらいなら一緒に死のう」という女(ユン・ジナ)と男(ソル・ギョング/キム・サンミン役)が繰り広げる離婚症候群が、激しく解き放たれた。
恋愛する時には別れたくなくて死ぬと言っていた者たちが、結婚後、仇となる。“言葉”のせいでだ。互いに理解できない言葉、“火星語”や“金星語”がぶつかれば、戦争が始まるというコースを事前に見せてくれる。
“その場”に“それ”が必ずあってこそ安心するという、“敏感潔癖過多執着型”の夫を持つ妻は、「謝って」と言っても「ごめん」と言わない夫と決着をつける。
結婚後、1つ屋根の下の共同生活をきっちりと半分に分けた彼らは、一緒に撮った写真までも正確に切り分け、互いの心を傷つける。
そんなある日「何かが足りない」と、モヤモヤした日々を送っていた夫は、それが失くした時計の重りだったことを思い出し、妻と全面戦争を繰り広げる。
“時計の重り探し”に挑む夫と、そんな夫がちっぽけで小心者に感じ気分が悪い妻は「絶対に渡さない」と夫の新しい気持ちに火をつける。
時計の重りを探すために妻の家に立ち寄り、大型犬2匹にひどい目にあった夫は、妻に恨みを持ち復讐する。交通事故を偽装して女の良心に罪悪感をつきつけようとするが、それが偽りであったことを知った女の凄まじい報復が再び始まる。
道路で繰り広げられる自動車追撃戦は、見ているだけでヒヤッとする。小型車とジープとのレースは、ハリウッドアクション映画に劣らないスピード感と面白味を与えたりもする。しかし、しばらく暗転になった後再び始まるシーンのように、映画は感情が途切れてしまってつながっていかない。
離婚後、会社を終えて自宅に戻り泣きまくる女(キム・テヒ)と、ガラスを間に隔ててアツアツぶりを繰り広げる恋愛初期のシーンは、暖炉の上のやかんから出る水蒸気のようだ。泣きじゃくるからといって悲しいわけでもなく、突然紫色のカツラをかぶって大泣きする女の姿は、今すぐにでも“にっこり”と笑うCMのワンシーンのようというか…。不自然だ。
この映画で輝く主人公は他にいる。それはまさしく<LG Cyon>の携帯電話。キム・テヒの手から常に離れることのないこの携帯電話は、戦いの始まりであり終わりであり、また始まりを予告する隠れた主人公だ。映画の中で、始終クリスタルストラップがついた携帯を手にするキム・テヒを見ながら“CMの力”を感じる。(さらに<ソウル牛乳>のCMまで登場する。)斧を振りまわす猟奇さと鉄パイプの戦いが混戦するこの映画は、“ちゃんぽん100杯”のように揺れ動く。キム・テヒの発音は音響のせいだろうか。パラパラっとめくる漫画本の所々に見える文字みたいで、ビニール袋の間から抜けてきたかのように正確に聞こえない。ただし、小心男に変身したソル・ギョングが映画の中で始終、失くした時計の重りのように中心を捉えていて、笑わせてくれる。13日公開。
Copyrights(C)The financial news & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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