ブラジル戦を控え、練習に励む韓国の選手たち=4日、ドーハ(聯合ニュース)
ブラジル戦を控え、練習に励む韓国の選手たち=4日、ドーハ(聯合ニュース)
【ドーハ聯合ニュース】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で12年ぶりの決勝トーナメント(ベスト16)進出を果たした韓国が6日午前4時(日本時間)、ドーハでブラジルと対戦する。  韓国がブラジルに勝てば、自国開催以外の大会で初のベスト8進出となる。韓国は2002年韓日大会でベスト4入りを果たしている。 ブラジルはW杯史上最多の優勝5回を誇る強豪国。今大会もフランス、アルゼンチンとともに優勝候補に挙がっている。世界ランキングは1位で、28位の韓国にとっては圧倒的な格上だ。 韓国は過去にブラジルと国際Aマッチで7回対戦しているが勝利は1度だけ。客観的にも戦力に大きな差がある。 1次リーグ初戦で右足首を負傷し、第2戦以降の欠場が続いたブラジルのエース、ネイマールが出場する可能性もある。 ブラジルはネイマールのほか、ジェズスとテレスが負傷離脱したが、依然強い。チャンスさえあればいつでもゴールを決めることができる選手がそろっている。高度に組織化された守備だけではブラジルの猛攻撃に対処することはできない。 ベント監督率いる韓国は、今回もエースの孫興ミン(ソン・フンミン)を攻撃の中心に据えるとみられる。 イングランド・プレミアリーグのトットナムで活躍する孫は昨シーズンに23ゴールを決めアジア人初の得点王に輝き、世界トップクラスのストライカーと認められている。14年ブラジル大会で1ゴール、18年ロシア大会で2ゴールを決めた孫がブラジル戦で得点すれば、韓国代表のW杯最多得点者となる。 ハムストリングの状態が思わしくない黄喜燦(ファン・ヒチャン)が後半のジョーカーとして起用される可能性が高いと予想されるなか、曺圭成(チョ・ギュソン)がワントップでスタメン出場するとみられる。 今年6月にソウルで行われたブラジルとの国際親善試合でゴールを決めた黄義助(ファン・ウィジョ)が曺の代わりにスタメン出場する可能性もある。黄義助は過去10年間、ブラジルとの試合でゴールを入れた唯一の韓国選手だ。 一方、1次リーグ第2戦のガーナ戦終了後に猛抗議し、レッドカードを受け、最終戦のポルトガル戦を観客席で見守ったベント監督は、再びベンチに戻り、韓国代表を指揮する。
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