RM(BTS(防弾少年団)) の最新ニュースまとめ
番組名からも教養バラエティーで、だいたいどんな番組かということは想像できるが、実はこの番組、人気シリーズの第3弾となる新シリーズなのだ。第1弾は、2017年から2018年にかけて、シーズン1から3まで放送された「知っておいても役に立たない神秘的な雑学辞典」。第2弾は、2021年(4月~7月)にシーズン1、2022年(1月~5月)にシーズン2が放送された「知っておくと役立つ犯罪雑学」。それを引き継ぐのが、今回の「知っておいても役に立たない神秘的な人間雑学辞典」というわけだ。
それにしても、よくぞ「BTS」のメンバーをバラエティーのレギュラーにキャスティングできたなと思い、調べてみると、面白いことが分かった。このシリーズはなんと「三食ごはん」や「新西遊記」シリーズでおなじみのナ・ヨンソクPDがヤン・ジョンウPDと共に立ち上げていたのだ。ナ・ヨンソクPDは最初のシリーズ「知っておいても役に立たない神秘的な雑学辞典」(シーズン1~3)しか関わっていないが、ヤン・ジョンウPDは今回の新シリーズも含め、すべてに関わっている。
そのヤン・ジョンウPDというのは、「花より青春」アイスランド編や「三食ごはん」漁村編3、「ラーメンすす男 カン・ホドン」などを演出してきたPD。マニアックな人であれば、「新西遊記2」でパンダの格好をし、ウン・ジウォン(SECHSKIES)とUFOの存在について討論したPDと言うと分かるかもしれない。“第2のナ・ヨンソク”と呼ばれているらしいが、このたび「脳セク時代」以来、約7年ぶりに単独でのバラエティー出演となるRMを射止めたということになる。
元々RMが2018年の「出演したい番組は?」というアンケートで、「知っておいても役に立たない神秘的な雑学辞典」と答え、番組のファンだと言っていたことや、ちょうど「BTS」がソロ活動に入ったというタイミングの良さもあっただろうが、運も実力のうち。ヤン・ジョンウPDは今後ますます注目されるPDになりそうだ。
このように番組とは相思相愛のRMだったが、オープニングの番組タイトルコールのところで、いきなり「知っておいても役に立たない人間たちの雑学辞典」と番組名を間違える失態(⁉)をし、すぐに謝罪。「僕は番組名も知らずにMCをしに来てしまった」と苦笑いし、スタッフに「『BTS』も人間なんですね」とつっこまれると、「僕、めっちゃ人間です」と人間味あふれる親しみやすい雰囲気を漂わせ、番組がスタートした。
初回のトークテーマは「映画の主人公にしたい人間」で、映画監督チャン・ハンジュンと共にMCを務めたRM。あまりの盛り上がりで、収録に11時間もかかったそうだが、各分野の学者や小説家らの話に熱心に耳を傾けながら、話が脱線していくと、それを戻したりする調整役もし、話に熱が入る学者らを上手くまとめる進行ぶりを見せていた。
その中で、RM自身も幼い頃の夢は天文学者だったことや、「BTS」の曲には宇宙をテーマにしたさまざまな曲があるとし、「MIKROKOSMOS」「134340」とRMのソロ曲「MOONCHILD」がNASAで流れたことや、JINのソロ曲「MOON」、「Coldplay」とコラボした「My Universe」などの話も。
さらに、「BTS」の世界的な成功の要因を聞かれたRMは、約2時間の公演でメンバーたちのベストを尽くす姿が言葉の領域を越え、心と心で通じ合っているからではないかとし、科学的に分析できないという点がむしろ一番魅力的だと語り、究明できないあいまいさと余白がいいと答えた。
そして、練習生になることを決め、勉強をやめたのが高校2年のときで、それから長い間、勉強への渇きが常にあったので、今回この番組を通して、たくさん学んで知恵を得たいと思い、出演することに決めたと明かした。そうして、自身を「学びを欲望する人間」と表現し、カメラに向かって“エンディング妖精(ステージの最後にクローズアップされるメンバー)”のようにポーズを決めるサービス精神まで見せたRM。すっかり番組に馴染んでいたが、本人の生き生きとした楽しそうな表情からも、久しぶりのバラエティーとしてはぴったりな番組を選択したようだ。
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