今夜（7日）サッカー韓国代表帰国、前回大会では「飛んできた生卵」…今回は「拍手」で出迎えか

4年前の前回大会とは全く異なる空港のようすが予想されている。

シン・テヨン の最新ニュースまとめ

　2018年6月、シン・テヨン監督が率いたサッカー韓国代表チームが「2018ロシアワールドカップ」に出場。韓国はグループリーグ・グループFの初戦スウェーデンに敗れ、第2戦のメキシコ戦にも敗れた。しかし、第3戦で当時世界1位だったドイツに2-0で勝利した。2試合に敗れても、ドイツ戦に勝利すれば16強に進出する可能性は残されていたが、第3戦でメキシコがスウェーデンに敗れたため、韓国はグループ3位となりグループリーグ敗退が決まった。

　ワールドカップを終えたシン監督と選手団が帰国した日、インチョン（仁川）国際空港に多くのサポーターが出迎えに押し寄せた。選手たちは明るい表情で入国ゲートを通過し、レッドカーペットを踏んだ。多くのサポーターは歓声で迎えたが、一部ファンはブーイング。シン監督とソン・フンミンら選手団は、レッドカーペットに投げ込まれた”生卵の残骸”を悲しく見つめていた。当時、一部サポーターは警備員らに取り押さえられても代表チームを批判する言葉を叫んでいたという。

　あれから4年が過ぎた。パウロ・ベント監督が率いる代表チームは「2022カタールワールドカップ」でグループリーグ通過、ベスト16という成績で大会を終えた。「2012南アフリカワールドカップ」以来、12年ぶりのベスト16進出を果たした。

　カタールを出国した韓国代表チームは、フライトを考慮して先発隊と後発隊に分かれて飛行機に搭乗。FIFAが臨時で設置した特別ゲートを通過したため、現地空港でサポーターにあいさつすることはできなかった。

　ベント監督をはじめとする選手団は、日本時間（韓国時間同じ）7日午後5時ごろ仁川国際空港を通じて帰国する。去る11月14日に韓国を離れた韓国代表は、およそ3週間ぶりに韓国の地を踏む。大韓サッカー協会によると、空港で簡単な帰国歓迎イベントをおこなうという。

　歴代のワールドカップ代表チーム帰国イベントと同様に今回も取材陣と多くのサポーターが押し寄せると予想されている。仁川国際空港の関係者は「サッカー代表チームの復帰日程に合わせ、保安要員の数を増やした」と説明。新たな歴史を刻んだ選手たちには、”温かい拍手”が必要だ。