文大統領が返還した豊山犬、病院費が月1110万ウォン=韓国(画像提供:wowkorea)
文大統領が返還した豊山犬、病院費が月1110万ウォン=韓国(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)前大統領側が育て、政府に返還された豊山犬「コミ」と「ソンガン」の病院費として1か月に約1100万ウォン(約115万円)が支払われたと伝えられた。

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韓国与党「国民の力」のパク・デチュル議員室が大統領記録館から提出を受け19日に公開した資料によると、先月8日にキョンブク(慶北)大学獣医学大病院に入院した豊山犬2匹は今月9日までに中耳炎、膀胱(ぼうこう)炎、結石などで入院および治療を受け、病院費として計1110万6540ウォン(約117万584円)が支払われた。

公開された資料には、2匹の健康状態について「健康診断の結果、おおむね良好だが一部、中耳炎、膀胱炎、結石などにより診療および治療した事実がある」とし、「該当費用は慶北大獣医大病院の費用として計1110万6540ウォンが支払われた」と記されている。

これを受け、パク議員は自身のフェイスブックを通じ、「大統領記録館に資料を要求し受け取ったが、返還された豊山犬の病院費が1110万6540ウォンというのは何か」とし、「1000万ウォンを超える病院費がかかるほど健康状態がよくなかったならば、連れて行くのが常識であるだろうに、それも知らずに返還したというのか、全く理解できない」と指摘した。

一方、豊山犬2匹は今月9日に慶北大病院からクァンジュ(光州)ウチ(牛峙)動物園に移された。文前大統領は2018年9月の南北首脳会談後にキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長(朝鮮労働党総書記)からコミとソンガンを贈られ、2匹を育てていたが、管理費の問題を含む国家記録物の委託と関連した法規改正が遅延したことで、先月8日に政府に返還した。

豊山犬の返還をめぐる物議は、文前大統領と豊山犬が一緒にいるイラストが描かれたカレンダーを製作し販売するプロジェクト募金が知られたことで、再び注目された。このプロジェクトは18日に募金額が1億5745万6999ウォン(約1660万5572円)を記録し終了した。
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