金与正党副部長(資料写真、朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金与正党副部長(資料写真、朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は20日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、北朝鮮の偵察衛星関連の実験に対する韓国の専門家の否定的な意見に「聞くのもうんざり」「話にならない」などと強く反発した。 金与正氏は「南朝鮮(韓国)かいらいは年初から人をこき下ろし、1年続けてもまだ足りないのか、年末が近づいても終わらない」と非難した。韓国は北朝鮮がすること全てに「まず疑い、次に言いがかりをつける」とし、今ではすっかり慣れ、いちいち反応をしてこなかったものの、あまりにも筋道が通らないことを言い立てていると主張した。 北朝鮮は19日、国家宇宙開発局が前日に偵察衛星開発の最終段階の重要な実験を行ったと発表し、衛星写真を公開した。これに対し韓国では専門家らが写真の画質を「粗悪なレベル」と指摘し、「(韓国を)欺くための活動」の可能性もあり得るとした。 金与正氏は「いわゆる専門家というのは人をおとしめるばかりで、常識外れのことしか言えない」と批判。また、「(北朝鮮が)成果の発表を先走った」「韓国の独自の偵察衛星開発に刺激を受けた」とする専門家の見解も「話にもならない、犬がほえるような発言」と切り捨てた。 長距離弾道ミサイルと衛星打ち上げ用ロケットは本質的に類似しているとの指摘には「衛星は運搬ロケットで打ち上げるものだ。風船で打ち上げる技術があるか」とやゆし、「でたらめはいい加減にしろ」とした。
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