北朝鮮で党中央委員会総会始まる　金正恩氏も出席

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、朝鮮労働党中央委員会の総会が26日に招集されたと報じた。今年の成果を評価し、来年の国政運営の方向性を決定する場とされる。総会に出席した金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（党総書記）は、今年の「試練の闘争」を通じ、近ごろの内外環境の特殊性を見極め今後の国家事業の発展方向を明確にすることができたとしながら、「さらに激しく、確信性ある闘争方針を立てること」の重要性を強調した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

　中央通信によると、総会は2022年度の党と国家の主要政策執行に対する総括、23年度の事業計画、22年度の国家予算の執行、23年度の国家予算案など、五つの主要議定を全会一致で承認した。

　金正恩氏は22年度の党・国家政策について報告した。いつになく苦しく激しかった今年の闘争により政治、軍事、経済、文化の各方面で国力が強化され、前回と前々回の党中央委員会総会が提示した課題の実現に成果と前進があったと言及。続いて「金属、化学、電力、石炭、機械など基幹工業と建設、農業、軽工業をはじめとする人民経済のさまざまな部門で23年度に達成すべき重点目標と実行方策」などを示した。

　報告は続くと報じられた。26日に始まった総会は年末まで数日間の開催となる見通しだ。