去る26日に韓国・ソウル上空に飛来した北朝鮮の無人機が、大統領室付近の上空に設定されている「飛行禁止区域」を侵犯したという野党議員の主張に対して、韓国軍は「事実ではない」と反発した。

ソンジュン の最新ニュースまとめ

 合同参謀本部は29日、マスコミへの告知文を通して「敵の無人機は、飛行禁止区域(P-73)を侵犯していなかったことをお伝えする」と発表。P-73とは、国防部(部は省に相当)庁舎を中心に半径3.7キロの区域で、大統領室一帯の上空などを含んでいる。

 これに先立ち、「共に民主党」のキム・ビョンジュ議員は同日、CBSのラジオ番組に出演し、「合同参謀本部が報告した(北無人機の)飛行軌跡を見ると、ウンピョン(恩平)区やチョンノ(鍾路)、トンデムン(東大門)区、クァンジン(広津)区、ナムサン(南山)区一体まで飛来していたようだ」とし、「ヨンサン(龍山)から半径3.7キロが飛行禁止区域に指定されているが、その中を通過していた可能性が高い」と主張した。

 同件について、合同参謀本部のイ・ソンジュン公報室長は定例ブリーフィングで「北朝鮮の無人機が飛行禁止区域を侵犯したという話が出ているが、それは事実ではない」とし、「敵の無人機は飛行禁止区域(P-73)を通過しなかった」と強調。また「事実ではない根拠のない話について、遺憾を表明する」と明かしていた。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 4