【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年末に開かれた党中央委員会総会で、核弾頭の保有量を大幅に増やす方針を明らかにした。朝鮮中央通信が1日、報じた。 朝鮮中央通信によると、金正恩氏は「南朝鮮(韓国)が疑う余地がないわれわれの明白な敵となっている現状況は戦術核兵器の多量生産の重要性と必要性が強調され、核弾頭の保有量を大幅に増やすことを求めている」と述べた。そのうえで、これを基本中心方向とする2023年度核武力と国防発展の戦略を表明したという。 金正恩氏は核兵力強化の重要性を強調し、「核武力は戦争抑止と平和安定の守護を第1の任務とするが、抑止失敗の際に第2の使命も決行する」として、「第2の使命は防御ではない別のもの」と強調した。武力衝突が起きれば核兵器を攻撃手段として用いる考えを示したものとみられる。 金正恩氏は「迅速な核反撃能力を基本使命とする別の大陸間弾道ミサイルを開発することに対する課題が提示された」とも述べた。固体燃料を使うICBM(大陸間弾道ミサイル)を意味するものとみられる。
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