◇尹大統領 新年会で経済成長防ぐ弊害の是正・改革推進強調 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日、青瓦台(旧大統領府)の迎賓館で開いた新年あいさつ会で、「既得権の抵抗で倒れると持続可能な繁栄も困難になる」として、「当面した国民生活の懸案を最優先にしながら経済の成長と発展を防ぐ弊害を速やかに是正し、正常化を加速させる」と述べた。◇北朝鮮が核弾頭の増産へ 金正恩氏の武器庫視察写真を公開 北朝鮮の金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年末に開かれた党中央委員会総会で核弾頭の保有量を大幅に増やすと表明し、これを基本方向に「2023年度核武力および国防発展の変革的戦略」を示した。この戦略に従い北朝鮮が今年、戦術核・戦略核弾頭をどれほど生産するか関心が集まっている。海外の専門機関によると、北朝鮮はすでに15~60発の核弾頭を保有していると推定される。党中央委員会総会を終えて新年を迎え、北朝鮮は1日、中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12」から取り外された弾頭が10発以上並ぶ武器庫を金正恩氏が視察する写真を公開した。◇固体燃料ロケット実験成功 「監視・偵察能力大きく発展」 国防部は、先ごろ固体燃料ロケットの打ち上げ実験に成功したことについて「わが軍の独自の宇宙戦力建設に向けた基盤を固める重要な里程標であり、7大宇宙強国に飛躍するための進展」と評価した。そのうえで、「軍は固体燃料エンジンに関する技術力とノウハウを基に、数年後に小型衛星や多数の超小型衛星を地球低軌道に乗せられるロケットを確保し、独自の宇宙基盤の監視・偵察能力を大きく発展させる」と表明した。また、軍が確保した技術を民間に移転し、民間を主軸とする宇宙産業の活性化に寄与するとした。◇ワクチン未接種者の治療費本人負担?政府諮問委員長「議論必要」 新型コロナワクチン未接種者が感染した場合の治療費の公費負担を巡って、鄭錡碩(チョン・ギソク)新型コロナ特別対応団長兼国家感染症危機対応諮問委員長は「本当によいワクチンや治療薬があるにもかかわらず最後まで拒否して重症になり、無料で長期間医療の恩恵を受けている」と指摘し、無償での治療を続けるべきか議論が必要だとの考えを示した。政府の主要防疫対策に対する諮問を行う鄭氏が、治療費の負担主体が変わる可能性があると示唆したことから注目される。◇ナンバープレート封印制度を廃止へ 政府が方針 自動車のナンバープレートの偽造・変造防止のために導入された封印制度が廃止される。国土交通部は、国土交通規制改革委員会の審議・議決を経て封印制度の廃止を含む規制改革課題を推進する方針を明らかにした。封印は政府マークが刻まれたキャップで、車両後部のナンバープレートを固定する左側のボルトに取り付けられる。しかし、技術の発達によりナンバープレートが盗難されたり偽造・変造されたりした車両をリアルタイムで確認できるようになり、偽造・変造の防止効果が高い反射材を使ったナンバープレートが導入され、封印制度を廃止する必要があるとの意見が出ていた。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40