北朝鮮の朝鮮切手社がホームページで公開した切手のデザイン。正恩氏とジュエさんが兵士らと記念写真を撮影している場面をあしらった=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮切手社がホームページで公開した切手のデザイン。正恩氏とジュエさんが兵士らと記念写真を撮影している場面をあしらった=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮切手社は14日、新たに発行する記念切手のデザイン8種類を公開した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が昨年11月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験を視察した際の写真を使ったもので、8種類のうち5種類の切手に娘のキム・ジュエさんの姿がある。ジュエさんが切手に登場するのは初めてで、ジュエさんの偶像化の一環とみられる。

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 切手には、ジュエさんが正恩氏とミサイルをバックに手をつないで歩いている場面や2人が腕を組んでポーズを取っている場面、兵士らと記念写真を撮影している場面などがあしらわれている。父と娘の姿を中心に、移動式発射台に載せられたミサイルの姿や、「不敗の核強国の威容を満天下に誇示」「朝鮮の戦略的な力、絶対的な力を万邦に誇示」といった宣伝文句が切手を飾っている。

 北朝鮮メディアは「火星17」発射実験翌日の昨年11月19日、正恩氏が「愛するお子様」と李雪主(リ・ソルジュ)夫人を連れて発射を指導したと伝え、正恩氏とジュエさんがミサイルの発射に立ち会う様子を公開していた。

 北朝鮮ではこのところ、ジュエさんの偶像化に努めている様子がうかがえる。

 今月8日に開催した朝鮮人民軍創建75年の閲兵式(軍事パレード)には、ジュエさんのものと推定される白馬が登場した。また、北朝鮮当局がジュエさんと同じ名前の住民に改名を強要しているという話もある。


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