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同ICBMの発射実験前に運用部隊を創設したのはミサイルを射出した後に点火する、いわゆる「コールド・ローンチシステム」のテストを済ませ、性能を確信しているためと分析される。
同ICBMの運用部隊創設は朝鮮中央テレビが9日に放送した閲兵式で、ミサイルに関連した4部隊の部隊旗が確認されたことで分かった。
4部隊の部隊旗の一つは弾道ミサイルが炎を噴射しながら上昇する姿をあしらったもので、これは同ICBMを搭載した移動式発射台(TEL)に掲げられたものと同じデザインであることが確認された。
新型のICBMに新たな部隊旗が掲げられたのは同ICBMの開発・試験・運用を担当する部隊が存在することを意味する。
今回公開されたICBMは片側9輪、計18輪のタイヤをつけたTELに搭載されており、ICBM「火星17」を搭載したTELが片側11輪であることから、ミサイルの大きさは22~24メートルある火星17より小さいとみられる。
北朝鮮は固体燃料式の新型ICBMを中距離弾道ミサイル(MRBM)「北極星2」をベースに開発したものとみられる。北極星2は固体燃料を使用し、コールド・ローンチシステムが使われている。
韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は北朝鮮の固体燃料式の新型ICBMについて、コールド・ローンチ方式の北極星2をベースに開発しており、十分な技術的基盤を備えていると指摘した。
発射実験前に運用部隊を創設したことについては、「ミサイルのエンジン点火はせずにコールド・ローンチのテストをして性能を確認した可能性がある」と分析した。
閲兵式の映像では火星17を搭載したTELに同ミサイルの運用部隊の旗が掲げられていることも確認された。同部隊旗には部隊創設日とみられる「2022.11」という数字が記されている。
北朝鮮は昨年11月18日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)立ち会いのもと火星17の発射実験を行った。
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