韓国　けさのニュース（２月２７日）

◇最大野党代表の逮捕同意案　きょう国会で採決へ　韓国国会は２７日、本会議を開いて最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表に対する逮捕同意案の採決を行う。検察は１６日、ソウル近郊の京畿道城南市長時代の都市開発事業を巡る背任容疑や、大企業に地元のサッカークラブ、城南ＦＣへの後援金を出させ、見返りに便宜を供与した疑いで李氏の逮捕状を請求し、２４日の国会で逮捕同意案が報告された。逮捕同意案は在職議員の過半が出席し、出席議員の過半が賛成すれば可決される。共に民主党は定数３００の国会で１６９議席を占め、単独でも否決が可能だ。◇仁川空港免税店事業　中国企業が応札へ　　　免税店大手の中国免税品集団（ＣＤＦＧ）が仁川国際空港の免税事業権入札に参加することが分かり、免税業界に緊張が走っている。韓国免税店協会によると、先月の免税店の外国人による売上高は５９６３億６９００万ウォン（約６１８億円）で、前月比半減した。転売目的で免税品を買い込む中国人の「運び屋」を送客した旅行会社に支払われる手数料の引き下げが影響を及ぼしたと分析される。ＣＤＦＧが新規事業者に選ばれた場合、韓国免税店の売上高の９０%を占める運び屋の需要が奪われるとみられ、市中免税店にも進出すれば韓国資本の免税店の立場がさらに脅かされかねないとの懸念も出ている。◇北朝鮮　党中央委総会で農業問題議論　北朝鮮の朝鮮中央通信は、朝鮮労働党中央委員会総会が２６日に開幕し、農業問題を議論したと報じた。会議では金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が司会を務めた。食料難が深刻化している中、開城では餓死者が出て金正恩氏が幹部を２度派遣したほか、刑務所では囚人の集団脱獄も発生している。北朝鮮は今年、「穀物増産」を主要政策課題に掲げており、今回の会議で農業問題解決のための補完策を設けるものと分析される。◇新規コロナ感染者４０２６人　前週比約３００人減　中央防疫対策本部は、２７日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から４０２６人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約３００人減った。