2021年に京畿道・平沢にある米軍基地キャンプ・ハンフリーで行われた「チーク・ナイフ」の様子(米国防総省提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2021年に京畿道・平沢にある米軍基地キャンプ・ハンフリーで行われた「チーク・ナイフ」の様子(米国防総省提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は28日、韓国と米国の特殊戦部隊が今月初旬に合同訓練「チーク・ナイフ」を開始したと発表した。同訓練は来月初めまで行われる予定で、両軍は訓練の公開を通じて北朝鮮に警告を発信するものとみられる。

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同訓練は特殊部隊が航空機を利用して敵陣に侵入する一連の過程を習熟するためのもの。

 今回の合同訓練には、米空軍の対地専用攻撃機「AC130J」が投入されたという。同機は戦闘機や爆撃機とは異なり特殊部隊の支援のために運用される。

 同訓練には有事の際に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)ら北朝鮮指導部を除去する「斬首作戦」も含まれる。

 韓米は1990年代から同訓練を毎年行ってきたが、特殊部隊の敵陣侵入という作戦内容のため、非公開で進められる場合が多い。

 韓米は今回の訓練を公開する計画で、これは北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、韓国の空軍基地を攻撃目標と想定して短距離弾道ミサイル(SRBM)を発射するなど挑発を続けていることに対する警告と受け止められる。
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