韓国　けさのニュース（３月７日）

◇尹大統領　日米首脳と連続会談の見通し　徴用賠償問題を巡る韓国政府の解決策発表を機に、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が日米の首脳と相次いで会談する可能性が高まった。韓国大統領室によると、尹大統領は岸田文雄首相と会談するため、今月中に日本を訪問することが有力視されている。大統領室は「（韓日）首脳会談の協議はまだ始まっていない」としているが、両国の首脳が毎年相互に訪問するシャトル外交が１２年ぶりに復活することを期待する雰囲気だ。韓米同盟７０年を迎え、来月下旬には尹大統領の訪米が予定されている。◇金与正氏が談話「圧倒的行動取る準備できている」　韓米の軍事的動向注視　北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長は７日、韓国軍と米軍の軍事的な動きを見逃さずに注視しているとし、「判断によっていつでも迅速かつ圧倒的な行動を取る常時的準備態勢にある」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。核兵器を搭載できる米戦略爆撃機Ｂ５２Ｈが６日、朝鮮半島上空に展開し、韓国空軍と合同空中訓練を実施している。金与正氏の談話はこれら最近の米戦略兵器の朝鮮半島への展開をけん制するものとみられる。◇１月の日本ビール輸入額２百万ドル　対韓輸出規制以来の高水準　関税庁の貿易統計によると、今年１月の日本産ビールの輸入額は２００万４０００ドル（約２億７０００万円）で、前年同月比３１４．９%急増した。これは韓国大法院（最高裁）が徴用被害者への賠償を日本企業に命じた判決に反発し、日本政府が対韓輸出規制を強化した２０１９年７月（４３４万２０００ドル）以来の３年半ぶりの高水準となる。ビール輸入額全体のうち日本のビールが占める割合は、輸出規制前の１８年には２５．３%を記録したが、輸出規制に反発して日本製品の不買運動が起きたことで１９年の１４．２%に続いて２０年には２．５%まで落ち込んだ。２１年も３．１%にとどまり、昨年は７．４%に回復したものの、輸出規制措置以前の水準には遠く及ばない。◇新規コロナ感染者１万２２８４人　前週比約１５００人増　中央防疫対策本部は、７日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１万２２８４人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約１５００人増加した。