【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射訓練が16日に行われ、金正恩(
キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が現地指導したと報じた。 同通信は「米国と南朝鮮(韓国)の侵略的な大規模戦争演習により朝鮮半島地域が不安定化している」として発射を断行したと伝えた。 「平壌国際飛行場」から発射された火星17は最高高度6045キロに達し、1000キロを約70分飛行。朝鮮半島東の東海の公海上に定めた目標水域に着弾したという。 発射訓練を視察した金正恩氏は「大きな満足」を示し、「核戦争抑止力の強化で敵に恐怖を与え、実際の戦争を抑止してわが人民の平和な生活と社会主義建設闘争を担保せねばならない」と強調。「核には核で、正面対決には正面対決で応える。いかなる武力衝突と戦争にも臨めるよう戦略武力の迅速対応態勢を維持していく」とした。 韓国軍合同参謀本部は16日、北朝鮮が同日午前7時10分ごろ平壌の順安付近から東海に長距離弾道ミサイル1発を発射したと発表した。首脳会談のため韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が東京に出発する約3時間前の発射だった。北朝鮮によるICBMの発射は先月18日に「火星15」を撃って以来、約1カ月ぶり。
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