◇韓国 首脳会談巡る日本の「歪曲報道」に遺憾表明・再発防止要請 大統領室関係者は16日の韓日首脳会談で東京電力福島第1原発事故を受けた韓国の福島県産水産物の禁輸措置問題が議論されたかについて、「両首脳が具体的にどのような話をしたかは公開できない」と述べた。さらに、首脳会談で独島の領有権問題や旧日本軍の慰安婦を巡る合意に関する問題は議論されていないと改めて表明。「まったく根拠がなく、歪曲(わいきょく)された報道が日本側で出ていることについて、外交当局が(日本の外交当局側に)遺憾の意を示し、再発防止を要請した」と明らかにした。また、「なるべく理解しようとしているが、度を過ぎる部分については外交ルートを通じて適切に立場を示した」と述べた。 ◇尹大統領 労働時間制見直し巡り「確実な補償措置」指示 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は首席秘書官会議で、労働時間制度の見直しについて、賃金や休暇など補償体系への不安がないよう確実な措置を講じるよう指示した。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が明らかにした。雇用労働部は週労働時間を52時間までとする現行の労働時間制度を見直し、繁忙期には週最大69時間の労働を認める内容の労働法改正案を告示した。だが、若者の間では「まともな補償なく長時間労働を強要するもの」などと反発する世論が広がっている。◇韓米陸軍が科学化戦闘訓練 米大隊級が初参加 韓国と米国の陸軍は、韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」と連携して北部・江原道麟蹄の科学化戦闘訓練団(KCTC)で米軍の大隊級部隊が参加する韓米合同訓練を行っていると発表した。米国からはこれまで中隊級以下の部隊のみがKCTCの訓練に参加しており、大隊級が参加したのは今回が初めて。陸軍は、従来の0泊4日の訓練から攻撃と防御をそれぞれ0泊3日ずつ行う形に期間を延長し、実戦性を強化したと説明した。◇全斗煥元大統領の孫 麻薬使用疑惑で警察が調査着手 故全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領一家の不正について暴露を続けている全氏の孫、チョン・ウウォン氏の麻薬使用疑惑などについて、警察が立件前の調査に着手した。米ニューヨークに滞在中のチョン氏は、13日からSNS(交流サイト)やメディアとのインタビューで一家の秘密資金疑惑などを暴露し、本人や知人が薬物犯罪者や性犯罪者だと主張している。17日には動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信中に麻薬を使用しているような姿を見せ、病院に運ばれた。◇
ユ・アインが24日に警察出頭 麻薬類使用の疑い ソウル警察庁は、麻薬類使用の疑いで捜査中の俳優ユ・アインさんを麻薬類管理法違反の被疑者として24日に出頭させ、取り調べることを決めた。警察は、ユさんの毛髪と尿から麻酔薬のプロポフォールのほか大麻、コカイン、ケタミンの陽性反応が出たとする国立科学捜査研究院の精密鑑定結果を先月17日に受け取った。今月13、14日にユさんのマネージャーと知人から事情を聞き、先月初めから今月初めにかけてはユさんにプロポフォールを処方したと疑われるソウル市内の病院・医院とユさんの自宅を家宅捜索した。
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