韓国　けさのニュース（４月１１日）

◇大統領室　庁舎での会議・通話の傍受可能性を否定　米情報当局が韓国政府内の通信を傍受していることを示す機密文書が流出したとする報道に関し、韓国大統領室側はソウル・竜山の大統領室庁舎内部の会議や通話が傍受された可能性はほぼないと認識していることが、大統領室関係者への取材で分かった。大統領室関係者は１１日、聯合ニュースの電話取材に対し「大統領室は傍受防止システムを備えている」と答え、「セキュリティーに関する事案のため公開できないだけで、大統領執務室と各事務室は備えができている」と強調した。◇金正恩氏　「戦争抑止力」拡大の必要性強調　　北朝鮮の朝鮮中央通信は１１日、朝鮮労働党中央軍事委員会第８期第６回拡大会議が前日開かれたと報じた。会議は金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（党総書記）が主宰した。同通信は、金氏が会議で「日を追うごとに深刻になっている朝鮮半島の安全状況をさらに厳格に統制し管理するための対策として、加速度的に強化されている戦争抑止力をさらに実用的かつ攻勢的に拡大し、効果的に運用する必要性について強調した」と伝えた。金氏が言及した戦争抑止力は「核武力」を意味するとみられる。◇世界最古の金属活字本「直指」　仏で半世紀ぶり一般公開　現存する世界最古の金属活字本である仏教書「直指心体要節」（直指）が、仏パリのフランス国立図書館で１２日（現地時間）から７月１６日まで展示される。通常は収蔵庫で保管されている直指が一般公開されるのは約５０年ぶり。直指は、西洋の最古の金属活字本「グーテンベルク聖書」の完成より７８年早い１３７７年に韓国中部・忠清北道清州市の興徳寺で刊行された。原本は上下２巻で刊行されたと推定され、下巻のみフランス国立図書館が所蔵している。◇全国的に曇りや雨　最高気温１５～２６度　１１日は全国的に曇りや雨で、各地で強風が吹くと予想される。京畿道北部と江原道北部の内陸では朝から雨が降り始め、午前中にソウルを含む中部地方と全羅北道でも雨となりそうだ。全羅南道と慶尚道、済州島では午後から雨が降る見通し。最高気温は１５～２６度の予報となっている。粒子状物質（ＰＭ）の濃度は首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）、忠清道、全羅北道で「悪い（高い）」、その他の地域で「普通」レベルと予想される。◇新規コロナ感染者１万２４４４人　前週比約９２０人減　中央防疫対策本部は１１日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１万２４４４人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約９２０人減少した。