韓国　きょうのニュース（４月１９日）

◇尹大統領「民主主義が詐欺師に籠絡されてはならない」　四月革命の式典出席　独裁政権下での４・１９革命（四月革命）から６３年を迎えた１９日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領はソウルの国立４・１９民主墓地で開かれた記念式典に就任後初めて出席した。演説で「偽りの扇動と捏造（ねつぞう）で民主主義を脅かす勢力が、独裁と全体主義に肩入れしながらも表向きは民主主義活動家、人権活動家のように振る舞うケースをわれわれは世界各地でたくさん目にしてきた」と指摘し、「４・１９革命の烈士が血で守った自由と民主主義が詐欺師に籠絡されては絶対にいけない」と述べた。名指しはしなかったものの、野党の一部を批判したものとの見方が出そうだ。◇外食メニュー　先月も大幅に値上がり　物価高が続く中、代表的な外食メニュー８品目の平均価格が先月大幅に値上がりしたことが、韓国消費者院の調べで分かった。価格上昇率が最も高かったのはジャージャー麺で、先月は６８００ウォン（約６９０円）と前年同月比１６．３%上昇した。このほかキンパ（１０．３%上昇）、ビビンバ（８．５%上昇）、麺類のカルグクス（７．５%上昇）、キムチチゲ（７．５%上昇）、冷麺（７．３%上昇）などの価格がいずれも上昇した。外食物価上昇率は２０２１年６月から２２カ月連続で消費者物価上昇率を上回っている。◇北の軍事偵察衛星公開　六角型で重量３００キロ以上と推定　　北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が１８日に国家宇宙開発局を視察したと報じ、軍事偵察衛星１号機の写真を公開した。専門家は、１号機は六角形をしており、重量は少なくとも３００キロ以上と推定されると説明した。打ち上げには既存の白頭山系列のエンジンを用いたロケットか、１３日に発射された新型大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１８」の固体燃料式ロケットを利用する可能性があるとした。◇サル痘感染者１８人に　監視・予防活動強化へ　疾病管理庁は、ウイルス感染症「サル痘（エムポックス）」の国内の感染者が２人増え、累計１８人になったと発表した。２人はいずれも韓国人で、市中感染と推定される。海外渡航歴のない感染者の発生が相次いでいることから、防疫当局はサル痘の治療病床を指定し、ワクチン接種を積極的に呼び掛けるなど監視・予防活動を強化することを決めた。