”中国公安に拘束中”韓国サッカー代表ソン・ジュンホ、事態深刻…処罰「不可避」か

中国公安当局に拘束されたサッカー韓国代表ソン・ジュンホ（31）の現在の状況が「非常に深刻」と分析されている。

ソン・ジュンホ の最新ニュースまとめ

　現時点で釈放の目途が全くたっていない状況で、「起訴されて処罰を受けることは、避けられないとみられる」と韓国メディアは報じている。

　中国サッカー情報に詳しい北京（ペキン）の消息筋は去る26日、ソン・ジュンホは所属チーム「山東泰山」で発生した八百長事件と関連する賄賂（わいろ）授受の疑いで今月12日から聴取を受けていると説明し、「事態は深刻だ」と明かした。

　さらに、「人民日報」の元記者でサッカー解説者の汪（ワン）氏は「中国サッカー界の不正は有名だ。八百長、賄賂（わいろ）授受などの犯罪が蔓延しているのが現実。特に、山東泰山はその中心にいる。ソン・ジュンホが自身も知らないうちに不正に関係していた可能性がある」とした上で、「彼にとって状況は不利だと分析せざるを得ない」と伝えた。

　韓国メディア「アジアトゥデー」は、万が一、公安の聴取が”ネガティブな結果”となった場合、ソン・ジュンホは中国で裁判を受けることになると報道。前例を見ると、懲役刑を受ける可能性もある。その場合、ソン・ジュンホのサッカー人生は「完全に終了する」と伝えた。