キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
イ国防相はこの日、シンガポールのシャングリラホテルで開催中の “アジア安保会議(シャングリラ会合)”の本会議の演説で「このような北朝鮮の行動は、第2次世界大戦以降、国際社会が守ってきた核非拡散体制に正面から反する不法な行為だ」として、先のように語った。
イ国防相は「北朝鮮の無分別な核・ミサイル開発は、核拡散への懸念を増加させ、域内の軍備競争を招いている」とし「その結果、各国の安保費用が加重する安保ジレンマが深刻化している」と指摘した。
つづけて「最近わが政府が韓日間そして韓米日間の安保協力を強化していることも、高度化する北朝鮮の核・ミサイル脅威から域内の自由と平和を守るための不可避的な措置だ」とし「それほど北朝鮮の脅威は、域内の安保構造を揺り動かす重大な挑戦だ」と強調した。
またイ国防相は「北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)政権による核・ミサイル開発は、深刻な人権蹂躙(じゅうりん)に直結している」と批判した。
イ国防相は「金正恩政権はひたすら “核・ミサイル能力の高度化”にだけ執着し、食糧難や経済難で苦痛を受けている住民たちの生活は無視している」とし「北朝鮮の残酷な人権状況は普遍的価値に逆行したものであり、インド太平洋地域の自由・法治・人権などの価値を害している」と指摘した。
さらにイ国防相は、核・ミサイル挑発を擁護する「一部の国」に対しても指摘した。イ国防相は「一部の国々は、規則に基づいた秩序に反している北朝鮮の不法な行動を放置している」とし「これにより、国際社会が国連安保理を通じて決議した対北制裁に隙間が生じている」と批判した。
つづけて「一部の責任ある国々の反対により、昨年の北朝鮮によるこれまでにないようなミサイル挑発にもかかわらず、国連安保理決議はたったの1件も採択されなかった」と付け加えた。
この「一部の国々」とは、北朝鮮を擁護し対北制裁強化に反対する立場を固守している ”中国とロシア”を指しているものとみられる。
イ国防相は「北朝鮮の核・ミサイル開発をこれ以上傍観したり擁護するのは、われわれ自らが共に守ってきた国際秩序に反することだ」と訴えた。
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