【チャート逆行中！】「IU」や「TXT」もファンの歌手「チェ・ユリ」とは？

1998年生まれの韓国歌手「チェ・ユリ」は、2018年に『第29回ユ・ジェハ音楽競演大会』に出場し大賞を獲得後、2020年にアルバム『Shape』で歌手デビューした。音楽を始めたのは高校3年の時で、「今もどうしてなのか分からないが、高校生のある時、母が私を音楽塾に登録していた」と述べている。デビューアルバム『Shape』は韓国歌手「IU」がSNSで紹介したことで、「IUが言及した歌手」として「チェ・ユリ」の存在が話題になったりもした。

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　また、韓国ドラマ「海街チャチャチャ」をはじめとして、ドラマ「39歳」「流れ星」など、これまで7つのドラマにOSTで参加している。さらに、今年ディズニープラスで配信された韓国ドラマ「愛だと言って」のOST「Love Withput Pain」は、クラシックギターの伴奏とチェ・ユリの優しい歌声がこの曲の歌詞をより一層切なく、一方で温かくもさせ、彼女の知名度をさらに広げたりもした。今年は単独コンサートを開くなど、さらに精力的に活動しているシンガーソングライターである。

　そして、これまでチェ・ユリが発表した曲の中でも、特に今人気となっているのがインディーチャートで逆行中のシングル曲「Forest」だ。去年2022年の8月にリリースされたこの曲は、シングル『Stroll』のタイトル曲。自身が作詞・作曲・編曲をしたこの曲は、「私は周りの人たち(＝大きな木)とは違って、小さな存在(=木)のようだ」と、自分の存在を大きな森のなかの小さな木に例えて「打ち解け合いたい」と語るミディアムバラード曲だ。

　そんなチェ・ユリのファンはK-POP界にとても多く、「IU」や韓国ボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER（TXT）」「THE BOYZ」「SEVENTEEN」もファンであることを公言している。

　今月は、音楽番組「THE SEASONS チェ・ジョンフンの夜の公園」にも出演し、同番組MCのバンド「Jannabi」のボーカル「チェ・ジョンフン」もファンであることを明かした。番組のInstagramでは、チェ・ユリが歌った「Forest」の再生回数が80万回を超えるなど、韓国内での彼女の人気がうかがえる。

　彼女が持つささやくような優しさあふれる歌声と、詩のような叙情的な歌詞、そして気楽に聞けるメロディーラインは、これからもさらに多くの人の心に寄り添っていくだろう。ぜひ、この機会に曲を聴いてみてほしい。