2016年6月30日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」。金正恩氏が国務委員長に推戴されたと、1面で報じた(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
2016年6月30日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」。金正恩氏が国務委員長に推戴されたと、1面で報じた(資料写真)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏が新設の「国務委員長」に就いてから7年となる29日、朝鮮中央通信は就任後の主な武力挑発を列挙しながら「党中央の賢明な領導の下、共和国(北朝鮮)武力の絶対的な力と軍事技術的な強勢は絶え間なく向上した」と誇った。

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 金正恩氏は2016年6月29日に最高人民会議(国会に相当)で国務委員長に推戴された。

 朝鮮中央通信は16年の2回の核実験、17年7月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験、同年11月のICBM「火星15」発射に言及。今年3月に初めて公開された「核無人水中攻撃艇のヘイル(津波)」、4月13日の固体燃料式ICBM「火星18」発射も挙げ、「日増しに高度化する急進的な戦略武力建設の速度と強力な軍事技術力が満天下に力強く誇示された」と強調した。

 国務委員長就任7周年に絡む同通信の報道はこれが唯一だった。軍事分野以外に特に大きな業績がないことがうかがえる。

 朝鮮労働党機関紙の労働新聞はこの日、金正恩氏の国務委員長就任を振り返った後、党総書記でもある同氏への忠誠を求めた。


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