キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
2014年から2020年まで米国家情報局(DNI)傘下の国家情報委員会(NIC)北朝鮮情報担当官を務めたマーカス・ガロスカス(Markus Garlauskas)氏は3日(現地時間)、米シンクタンク“アトランティック・カウンシル”のホームページに掲載された内容を通じて「6月22日のNICによる “北朝鮮核兵器活用のシナリオ”報告書の公開は、北朝鮮分析の分水嶺だ」と評価した。
ガロスカス氏は現在、アトランティック・カウンシルの安保局長に在職している。
ガロスカス氏は「2023年1月に完成した報告書は、1980年を最後に公開された評価より、30年以上最新のものだ」とし「報告書は『キム・ジョンウン(金正恩)総書記が北朝鮮の目的を達成するため、核を強圧の手段として使用する可能性が高い』という結論を下した」と説明した。
つづけて「これを通じて、いくつかの戦略的提案を導き出すことができる」とし「米国と韓国は、可能性の高いシナリオではないが、北朝鮮との核戦争に備えなければならない」と強調した。
ガロスカス氏は「米韓は『米国と中国の戦争や韓国核武装の決定など特定した仮想的状況で、北朝鮮が核兵器を攻撃的に使用するおそれがある』という喜ばしくない現実を直視しなければならない」と指摘した。
また「『北朝鮮を、責任を持った主体として信じる』という希望から、北朝鮮を事実上あるいは合法的な核保有国として認めてはならない」とし「米国と同盟国たちは、統制不能の紛争へと拡大したり韓国の安保に致命的な危害を加えるおそれのある強圧行為全般に対し、可能なかぎり立ち向かわなければならない」と提案した。
さらにガロスカス氏は「台湾危機時、(朝鮮半島で)北朝鮮による核戦争の可能性を踏まえるのは当然のことだ」とも指摘した。
つづけて「(米国は)韓国の自体核保有の可能性について認知することも重要だ」とし「キム総書記が核を強圧の戦略に使用することを目指すなら、これは核保有に対しこれまで韓国人たちが抱いてきた情緒に火をつけることになるだろう」と分析した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 96