北朝鮮の朝鮮中央通信が13日に掲載したICBM「火星18」の発射写真=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央通信が13日に掲載したICBM「火星18」の発射写真=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は13日、北朝鮮が米偵察機の撃墜を警告し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことについて、不利な情勢を打開するために対韓・対米への圧力を再開させたものと分析した。国会外交統一委員会に報告した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮が「戦勝節」と呼ぶ今月27日の朝鮮戦争休戦協定の締結日を前に、大規模な閲兵式(軍事パレード)を準備している動向が伝えられていることも不利な局面を転換させるための動きとの見方を示した。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が談話で韓国を従来の「南朝鮮」ではなく「大韓民国」と呼んだことに関しては、韓国への認識が同じ民族ではなく「国対国」に変わった意味として解釈できると説明した。

 一方、北朝鮮の農作物の作柄は前年よりは改善したとみられるが、梅雨シーズンの水害予防に苦心していると報告した。

 今年1~5月の北朝鮮と中国の貿易量は2019年の85%水準まで回復したという。

 また統一部は、拉致被害者や複数の国民が北朝鮮に拘束されている問題を巡り、韓米日の拉致被害者の家族の活動を支援するなど、同問題を国際問題化することに力を入れるとした。


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