韓米日外相会談　北朝鮮の挑発に対応＝制裁強化調整か

【ジャカルタ聯合ニュース】韓国の朴振（パク・ジン）外交部長官、米国のブリンケン国務長官、日本の林芳正外相は１４日、訪問先のインドネシア・ジャカルタで会談した。　３氏は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応するための３カ国の協力強化策について話し合った。　韓米日外相会談は今年２月にドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議に合わせて開かれて以来、約５カ月ぶり。当時の会合も北朝鮮による大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）発射直後に開かれたが、北朝鮮は今月１２日にもＩＣＢＭを発射しており、今回の会談も北朝鮮の挑発への対応に焦点が当てられたものとみられる。　特に会談直前、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長がＩＣＢＭ発射の正当性を主張する談話を発表しただけに、北朝鮮のミサイル発射が国際社会の平和と安定を損なう重大な挑発であることを明確にし、これを非難する立場を確認したものとみられる。　独自の対北朝鮮制裁の履行強化に向けた立場調整も行われたもようだ。これまで韓米日３カ国は、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を遮断するため、独自の対北朝鮮制裁を進めてきた。北朝鮮の核・ミサイル開発の新たな資金源として注目される違法なサイバー活動への対応についても話し合ったとみられる。　さらに北朝鮮の人権問題を改善するための方策についても協議した可能性がある。