韓国外務省のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長(画像提供:wowkorea)
韓国外務省のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長(画像提供:wowkorea)
韓国外交部(外務省)のキム・ゴン(金健)朝鮮半島平和交渉本部長は20日「最近のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党中央委員会副部長による談話は、国際社会の強い決意に直面した北朝鮮の不安を表したものだ」と語った。

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キム本部長はこの日の午後、軽井沢で開かれた日米韓北核首席代表協議で「北朝鮮は繰り返し国連安保理の権威を否定してきたが、国際社会はそれに動じなかった」とし「北朝鮮の非核化に対するわれわれの公約は、最近のG7サミット・NATO(北大西洋条約機構)サミット・ASEAN(東南アジア諸国連合)関連外相会議などの多国間会議により証明されている」と語った。

キム本部長は「この1年間、キム・ジョンウン(金正恩)総書記は『自力更生』を推進してきたが、北朝鮮は経済破綻に直面しただけだ」とし「北朝鮮はわずかな資源を核・ミサイルプログラムに使い果たしてきた」と分析した。

つづけて「北朝鮮の核に対する執着は、自らの安保だけを阻害した」とし「キム総書記は『核攻撃の脅威を高めることにより、尊重されたり欲しているものを得ることができる』と考えていたが、韓米は脅威を受けたりいかなる譲歩も提供することはなかった」と語った。

また「今週の(韓米)両国間における核協議グループ(NCG)の発足は、特に意味が大きい」とし「NCGは、韓米連合抑止および対応態勢を引き上げるメカニズムとして運営され続けるだろう」と語った。

キム本部長は「北朝鮮は正しい選択をする兆しをみせていない」とし「きのうも北朝鮮は弾道ミサイル発射を敢行し、われわれはこれを強く糾弾した」と説明した。

つづけて「われわれ3か国の外相たちが先週ジャカルタではっきり言及した通り、北朝鮮の持続的な核開発は北朝鮮の完全な非核化を達成するための韓米日と国際社会の決意を一層強化させるだけだ」と強調した。

キム本部長は「きょうわれわれは北朝鮮の度重なる挑発に関する効果的対応方案を話し合い、北朝鮮の大量破壊兵器および弾道ミサイルプログラムに関する不法な資金源を遮断する」とし「北朝鮮の海外労働者の送還と悪性サイバー活動の根絶はわれわれの優先事項であり、対北制裁の隙間を埋めるさらなる措置も模索する」と説明した。

つづけて「われわれは北朝鮮との対話のドアを開いていることをあらためて確認し、北朝鮮を非核化の道へと復帰させるための緊密な意思疎通と協力を強化する」とし「特別な影響力と責任をもった中国の建設的役割を促すことも、きょうの協議の重要なテーマになるだろう」と語った。

また「われわれは北朝鮮の人権問題に関する協力も強化する」とし「来年、韓米日が同時に国連安保理理事国として活動することから、北朝鮮の人権は安保理において3か国間の緊密な協力が必要な分野の一つになるだろう」と付け加えた。

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