北朝鮮の貿易額が3桁増、中国の占める割合が97%へと拡大＝韓国

大韓貿易投資振興公社（KOTRA）が20日に発表した報告書によると、北朝鮮による2022年の輸出額は前年比94%増の1億5900万ドル（USD、約222億1945万円）、輸入額は126%増の14億2661万ドル（約1993億6161万円）だった。

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北朝鮮と中国との貿易規模は、124.8%増の15億3249万ドル（約2141億5795万円）を記録。貿易赤字は2021年の5億6544万ドル（約790億1741万円）から、2022年には12億6517万ドル（約1768億円）へと大幅に増え、新型コロナウイルス期間の約2倍に達した。

北朝鮮全体の貿易額で中国が占める割合は2021年の95.6%から、2022年には96.7%へと拡大。キム・ジョンウン（金正恩）政権以降、中国への依存度は最大となった。

2番目の貿易国はベトナムで、アルゼンチンとナイジェリア、オランダがその後に続いた。なかでもアルゼンチンとオランダ、スペインは、新たに10位圏内の貿易国に浮上した。ただし中国とベトナム（1%）を除く国による、北朝鮮との貿易額の割合は計2.3%にとどまっている。

北朝鮮による最大の輸出品目である鉱物類の輸出額は、7281%増の4458万ドル（約62億2983万円）だった。一方、最大輸入品目は2021年に続き、原油・制製油など鉱物性の燃料・鉱物油で、5億2000万ドル（約726億6740万円）を輸入した。全体に占める割合は36.4%となる。