金正恩氏、ロシアに武器をセールス、「戦勝節」を機に北中ロの連帯確認=韓国報道(画像提供:wowkorea)
金正恩氏、ロシアに武器をセールス、「戦勝節」を機に北中ロの連帯確認=韓国報道(画像提供:wowkorea)
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が北朝鮮の「戦勝節」(戦争休戦協定締結日)を迎えて訪問したロシアのショイグ国防相を直接案内し歓迎した。ウクライナ侵攻で国際社会から孤立したロシアと「安保協力」を強化するための動きと分析される。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

北朝鮮が中国とロシアを友軍とすれば、「韓日米対中ロ」新冷戦体制が固着化するという可能性が出てくる。

27日、朝鮮中央通信によると、金委員長は前日、ショイグ国防相率いるロシア軍事代表団とともに「武装装備展示会2023」展示会場を訪問した。金委員長は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「火星17型」「火星18」、「北朝鮮版グローバルホーク」などの最新兵器を紹介した。

特に金委員長は、ロシア軍事代表団に兵器を丁寧に説明する場面を演出した。ウクライナと戦争中のロシアに北朝鮮製兵器を売り込む様子だった。

北朝鮮は日米韓が北朝鮮の非核化に向けて協力を強化し、これに対抗する手段として中ロと国防および経済分野での協力を図っている。2020年、新型コロナで国境を封鎖して以来、3年ぶりに中国とロシア代表団を国家行事に招待したのもこのような理由からだ。

さらに反米国家の一つであるニカラグア政府と平壌(ピョンヤン)大使館開設に合意するなど、本格的な陣営外交に乗り出す様子だ。

今回のロシアの訪問は、ウクライナを訪問したユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に対するロシアの抗議メッセージも含まれているという分析も提起されている。

これに対し、韓国政府がロシアに対する外交を強化し、北朝鮮を韓半島から孤立させなければならないという意見も出ている。
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