世界スカウト大会　次回開催国ポーランドの大統領が訪韓取りやめ

【ソウル聯合ニュース】ポーランドのドゥダ大統領が韓国南西部・全羅北道セマングムでのボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」（1～12日）期間中に韓国を訪問する計画を取りやめた。韓国の外交消息筋が8日、明らかにした。

　ベラルーシが今月初めにポーランド領空を侵犯したとされる問題で緊張が高まっているのに加え、台風6号の接近によりスカウト大会の主催者側がキャンプ地からの早期撤収を決めたことなどが背景にあるとみられる。

　ポーランドは2027年の次回大会を開催する。ドゥダ大統領は次回開催国の首脳として今大会の会場を訪問する予定だった。ポーランドは戦車K2など大量の韓国製兵器を輸入しているため、韓国の防衛産業企業も訪れる計画だったという。

　ドゥダ大統領は7月13日、ポーランドを公式訪問した韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と首脳会談を行った。