国会外交統一委員会で答弁する朴振外交部長官=23日、ソウル(聯合ニュース)
国会外交統一委員会で答弁する朴振外交部長官=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は23日、国会外交統一委員会に出席し、米ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで18日(日本時間19日)に開かれた韓米日首脳会談の結果を巡り対中関係悪化の可能性が高まったとの指摘について、「中国に対してはわれわれが気を使い安定的な(関係)管理をするために努力している」と話した。そのうえで、「会談後すぐに忠実な説明を中国側に行い、中国もその点に注目している」と説明した。 また「韓中関係は安定的に発展しなければならないのは自明なこと」と述べた。 朴氏は「北の問題を解決するために中国が担っている建設的役割が重要だ」とし「今後、中国とサプライチェーン(供給網)を安定的に管理するための対話も必要だ」と強調した。 キャンプデービッドでの会談の結果を中国側に説明した際の反応については、「中国に関してどのようなメッセージが出されるのか、かなり集中して注意していたと感じた」と伝えた。 そのうえで「韓国と中国は今後健全かつ成熟した関係を発展させていかなければならず、そのために戦略的な意思疎通を続けたいという話を(韓国政府が)した」と繰り返し強調した。 韓米日首脳共同声明で台湾問題に関し「われわれは、両岸(中国と台湾)問題の平和的な解決を促す」との内容が盛り込まれたことについては、「韓国にとっても非常に重要で国際的な関心が高いため、一般的な用語として両岸としたものであり、特別な意味はない」と述べた。 朴氏が与党「国民の力」所属議員の質疑に対し、中国とロシアに対しては韓米日会談の結果を忠実に説明したと答弁したことから、韓国政府はロシアとも意思疎通を行っているものとみられる。 
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