尹大統領　訪米２日目も各国首脳と会談＝釜山万博誘致で支持要請

【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は訪米２日目の１９日、各国首脳との個別会談を続け、尹政権が目指す２０３０年国際博覧会（万博）の釜山誘致への支持を要請した。

　訪米初日の１８日に９カ国首脳と会談した尹大統領は１９日、ガーナのアクフォアド大統領と首脳会談を開き、「ガーナは２０２２～２３年の国連安全保障理事会の非常任理事国として平和と安全保障分野でも重要なパートナー」と言及。アクフォアド大統領は韓国企業がガーナの経済発展に寄与しているとして、両国の協力強化に期待を寄せた。

　尹大統領はモナコのアルベール２世大公とも会談し、デジタル分野での協力強化を提案した。アルベール２世大公は韓国との交流を拡大していく意向を示した。

　スリナムのサントキ大統領との会談では、同国が朝鮮戦争（１９５０～５３年）に国連軍として参戦したことに謝意を示し、スリナムの山林整備など経済・社会発展を引き続き支援する方針を表明。サントキ大統領は「スリナムの豊富な資源と韓国の発展した技術がシナジーを生み出し、協力を深めることを望む」と応じた。

　また、レソトのマテカネ首相との会談では農業機械など必要な支援を積極的に進める考えを示した。マテカネ首相は韓国の開発協力に謝意を表し、経済発展に向けた協力強化を要請した。

　尹大統領はベリーズのブリセニョ首相とも会談し、両国の交流活性化に期待を寄せた。先月に韓国を訪問し、釜山を訪れたブリセニョ首相は「韓国の経済発展の経験とデジタル能力などを共有してほしい」と述べた。

　尹大統領はこの日、アフリカの首脳との会談で来年ソウルで開催される韓国・アフリカ首脳会議への参加を要請した。

　尹大統領は２０日（日本時間２１日未明）、国連総会で一般討論演説を行う。