尹大統領支持率３２％　野党代表の逮捕状請求「正当」４６％・「不当」３７％

【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップは２２日、１９～２１日に全国の１８歳以上の１０００人を対象に実施した調査で、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は前回調査（１２～１４日）から１ポイント上昇した３２％だったと発表した。不支持率は１ポイント下落の５９％。

　支持する理由は「外交」（３１％）、「全般的によくやっている」（６％）、「国防・安全保障」（５％）、「決断力・推進力・粘り強さ」「公正・正義・原則」「前政権の克服」（いずれも４％）などが挙がった。支持しない理由は「外交」（１５％）、「福島汚染水放出問題」「経済・国民生活・物価」（いずれも１０％）、「独断的・一方的」（９％）などだった。

　政党支持率は保守系与党「国民の力」と革新系最大野党「共に民主党」が３３％で並んだ。国民の力は前回と同じで、共に民主党は１ポイント上がった。革新系野党「正義党」は４％、支持政党がない無党派は２９％だった。

　検察が共に民主党の李在明（イ・ジェミョン）代表に対する逮捕状を請求したことについては、４６％が「正当な捜査」と回答し、３７％は「不当な政治弾圧」と答えた。ソウル中央地検は今月１８日、ソウル近郊の城南市長だった時期の都市開発事業で民間事業者に便宜を図り、城南都市開発公社に２００億ウォン（約２２億円）以上の損害を与えた容疑や京畿道知事時代に下着メーカー大手・サンバンウルグループを通じ巨額資金を北朝鮮側に不正に渡した疑惑に絡む容疑で李氏の逮捕状を請求。国会は２１日、李氏に対する逮捕同意案を可決した。