「3億ウォンのがん治療剤がある」…チョン・チョンジョ容疑者、ナム・ヒョニ容疑者の親戚にも接近＝韓国

フェンシング元韓国代表のナム・ヒョニ容疑者の再婚相手だったチョン・チョンジョ容疑者が詐欺容疑で検察に送致された中、チョン容疑者ががん治療中のナム容疑者の親戚にもがんを治療してあげると言い接近していたことがわかった。チョン容疑者自身が余命わずかであり、治療のため韓国にはない治療機器と抗がん治療剤を取り寄せたとだましていたことがわかった。

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MBNは12日、ナム容疑者のいとこ（おじの娘）とチョン容疑者がことし2月にやりとりした音声ファイルを公開した。

これによると、チョン容疑者はナム容疑者の親戚にがんを治療してあげると言い、「1サイクルで3億ウォン（約3400万円）の治療剤がある」、「専門チームを作ってあげる」と勧めていたことがわかった。

チョン容疑者はナム容疑者のいとこに別の大型病院との協察を通じ専門医療チームを作ることができると言い、自身の個人病室がある病院に移ることも勧めた。

そして、「A病院長が直接動いてくれると言ったので、当日私たちが参加する」と話した。

チョン容疑者は、「A病院に個人病室がある」とし、「専門家らが付き添うことができる。また、サイドに付く医者らも胃がん専門医でセッティングすることができる」と話した。

これに先立ち、チョン容疑者はナム容疑者に自身が余命わずかであるとし、自身の治療のため韓国にはない高価な治療機器と抗がん治療剤を取り寄せたと言っていたことがわかった。

ナム容疑者側はチョン容疑者といとこがこのような対話をしていた事実を全く知らず、事件が大事になってはじめて知ったと主張している。

一方、警察はこのような内容を含めナム容疑者がチョン容疑者の詐欺の犯行を知っていたのか、また犯行を共謀したのかについて調査している。