釜山が「万博誘致」に失敗…リアドに決定＝韓国報道

韓国のプサン（釜山）が「2030国際博覧会（万博）」の誘致に失敗した。

28日（現地時間）午後、フランス・パリで開かれた博覧会国際事務局（BIE）総会で行なわれた開催地選定投票で、釜山は29票の得票にとどまり、119票を獲得した1位のサウジアラビア・リアドが圧勝した。

イタリア・ローマは17票を獲得した。

韓国は当初「1次投票でサウジアラビアが可決得票数である3分の2を獲得せず、韓国がイタリアよりも得票した後、決選投票でサウジアラビアに逆転する」という戦略を立てていたが、サウジアラビアの圧勝という結果になった。

この日の午後1時30分ごろに始まったプレゼンテーションは、韓国・イタリア・サウジアラビアの順で、一国あたり20分の持ち時間で行なわれた。

韓国のハン・ドクス（韓悳洙）首相は「国民の皆さまの熱烈な期待に応えることができず申し訳ない。また重い責任を感じている」とし「これまでわれわれ2030釜山万博のため努力してくださった財界の様々な企業、わが政府を支援するため力を注いでくださった全ての方々と釜山市民たちの熱意に、あらためて感謝申し上げる」と語った。

つづけて「この結果をわれわれが謙虚に受け入れ、これまで182か国を回りながらわれわれが得た全ての外交的な新たな資産を、引き続きわれわれがより発展させていく」と付け加えた。