アン・セホ
アン・セホ
ことしはアン・セホの年と言っても過言ではない。

韓国映画「密輸 1970」のキャスト、公開日、あらすじ

これまでアン・セホは大衆に知られている俳優ではなかったが、今年、映画「犯罪都市3(犯罪都市NO WAY OUT)」で日本人ヤクザのトモを演じて注目された。事業パートナーであるチュ・ソンチョル(イ・ジュンヒョク扮)と組んで韓国で新種麻薬を取引し、危機に陥る人物だ。実際、日本人かと国籍を疑われるほどリアルな演技を繰り広げた。

その後、映画「密輸」では、税関職員キム・スボクを演じた。キム・スボクはグンチョン(軍川)港税関係長イ・ジャンチュン(キム・ジョンス扮)の右腕だ。イ・ジャンチュンと2人1組で動き、密輸業者を集中的に監視する時は緊張感を誘い、喫茶店マダムのコ・オクブン(コ・ミンシ扮)と一緒にいる時は笑わせてくれた。

映画「ソウルの春」では、首都警備司令部30警備団長のチャン・ミンギに扮(ふん)した。軍内の私的組織の一員で、首都警備司令官のイ・テシン(チョン・ウソン扮)の命令に従わず、新軍部勢力の側に立つ人物で“裏切り者”と呼ばれた。

何より「犯罪都市3」は今年初の1000万映画になったし、「密輸」は500万以上の観客を動員した。現在「ソウルの春」は900万観客を突破し、1000万の記録に向かって走っている。

こうした中、アン・セホは、今年最後のヒット作になると期待されている映画「露梁:死の海」にも出演する。「露梁:死の海」「密輸」「ソウルの春」「犯罪都市3」の順で撮影しただけに「露梁:死の海」ではそれほど比重が多くはないものの最後の感動を与えるのに一役買っている。

アン・セホはヘラルドPOPに、「『露梁:死の海』『密輸』『ソウルの春』『犯罪都市3』の順で撮影したが、3作品がものすごくヒットしたので毎日不思議で新鮮に過ごしている。毎作品でかなり扮装をしたので気付いてもらえないみたいだけど、オンライン上で少しずつわかっていただいているようだ」と明らかにした。

続いて「人々が存在を分かってくれる役を演じたのはことしが初めてだ。私の名前よりはキャラクターで呼んでくださるのがうれしくて、ことし一年、そうだったので幸せだ。先輩たちを見ると、印象的なせりふがあるじゃないか。私にはまだないけど、そういうのを持てる俳優になるのが夢だ」と付け加えた。

映画「ハルビン」、Netflixシリーズ「広場」の公開を控えているアン・セホだけに、新年にはまたどんな新しい姿で楽しませてくれるのか期待される。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 113