GSフュエルセルは6日、1キロワット級の家庭用高分子電解質燃料電池システムの商業化を来年から本格的にスタートすると明らかにした。GSフュエルセルは現在、大田の韓国エネルギー技術研究院に設置されたゼロエネルギータウンでこのような燃料電池に対する実証研究を行っており、来年8月に製品を発売する計画。さらに家庭用燃料電池の試験普及事業を通じ製品の優秀性検証を受け、これを基盤とし政府が推進している2010年家庭用燃料電池1万戸普及事業と公共機関の代替エネルギー利用義務化法案に伴う1~10キロワット級の燃料電池普及事業を積極的に行っていく方針だ。
 1キロワット級の家庭用燃料電池システムは、2004年5月にGSフュエルセルの独自技術で開発されたもので、都市ガスを利用して水素を生産し、これを空気中の酸素と反応させ電気を発生させるシステム。同社によると発電効率は最大32%で一般火力発電所(20%台)より高いことが分かっている。また熱効率を含む総効率は80%以上で、製品のサイズは約220リットルと小さいが、耐久性が非常に優れているという。

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 GSフュエルセルの黄禎泰(ファン・ジョンテ)副社長は「1キロワット級の燃料電池システムだけでなく、1.5キロワット級のシステムに対する実証研究も行っている。家電用燃料電池の実用化を早め、送電と配電施設費用を節減することで新エネルギーを安定的に供給するのに一役買うだろう」と話している。


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