サイバーレッカーに措置を講じたHYBE、争いが難航?…米裁判所が情報公開請求を棄却
サイバーレッカーに措置を講じたHYBE、争いが難航?…米裁判所が情報公開請求を棄却
芸能事務所HYBEがサイバーレッカーとの争いに難航をきたしている。

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 1日、「Seoulwire」は、アメリカ・カリフォルニア北部連邦地方裁判所が、先月28日(現地時刻)、HYBEがX(旧Twitter)のユーザーを相手に出した情報公開請求を棄却したと伝えた。

 これに先立ちHYBEは、所属アーティストを誹謗(ひぼう)する“サイバーレッカー”チャンネルを対象に、強力な法的対応を予告したことがある。HYBEは、さまざまなサイバーレッカーチャンネルに対して、名誉毀損(きそん)と業務妨害などを理由に、法的手続きに着手し、身元把握に困難をきたしている海外プラットフォームを相手に、措置を講じたことを明らかにした。

 その中でHYBEは、「『GFRIEND』の解散の背景には、『LE SSERAFIM』がある」と主張し、「BTS(防弾少年団)」とダンワールドの関連説などの虚偽事実を流布したxのアカウント「guilty archivea」を、名誉毀損容疑で告訴し、Xの本社がアメリカにあるだけに、被告人の身元を特定するために、アメリカの裁判所に情報公開を申請した。

 しかし、アメリカの裁判所は、このような情報公開請求を棄却した。事件を担当したヴィンス・チャブリア(Vince Chhabria)判事は、「HYBEの申請は、1782条の基本要件を充足する」としながらも、「裁判所は情報公開をしない」と伝えた。また、「万が一、韓国の捜査機関で今回の事件に対して情報公開を請求すれば、アメリカと韓国が結んだ条約により、手続きを踏むことができるだろう」と付け加えた。

 このように、HYBEがサイバーレッカーとの争いに難航をきたしていると予想されたなか、情報公開承認を受けた他のアーティストの事例も注目されている。まず、グループ「IVE」のチャン・ウォニョンの所属事務所STARSHIPエンターテインメントは、アメリカ・カリフォルニア州北部地方裁判所に、YouTubeチャンネル「脱オタク収容所」の身元に対する情報提供命令を要請し、このような申請が受け入れられ、現在、損害賠償請求訴訟を進行中。

 HYBE傘下のレーベルADORもまた、「NewJeans」の名誉を毀損したYouTubeチャンネルに対して、アメリカ・カリフォルニア連邦裁判所に身元公開要請を行い、アメリカの連邦裁判所側はこれを承認し、身元確保に成功した。

 「脱オタク収容所」の身元も、2022年11月に初告訴を皮切りに、3回の情報公開請求を経た末に、裁判が行われた。このようにサイバーレッカーの身元確保に難航をきたしているHYBEが、その後告訴手続きをどのように進めることになるのか、成り行きが注目される。
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