【ソウル11日聯合】農林水産食品部の鄭雲天(チョン・ウンチョン)長官は11日、4月に妥結した韓米牛肉輸入交渉について、原点に返り新たに協議する「再交渉」は現実的に難しいとの見解を示した。同部職員の月例朝会で述べたもの。韓国は貿易に経済の70%を依存している上、原油高などで経済が非常事態に陥っており、米国が大きな譲歩を要求するものと予想される状況で、サインしたものをゼロにして再交渉を要求することは難しいとしている。
 鄭長官は、再交渉すれば韓国のプライドは保てるが善隣関係や国益には助けにならないとし、「雇用を創出し経済を回復せねばならないのに、責任ある立場でその話(再交渉)ができようか」と反問した。

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 また、1992年には全世界で3万7000頭に達していた牛海綿状脳症(BSE)発生件数が今年は20頭に急減した事実などを挙げ、BSEは消えつつあると改めて説明した。その上で、「こうした事実を十分に国民に知らせ、安心させられなかった責任を痛感する」と述べた。

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