恋人に眼帯をかぶせて18回も不法撮影したアイドルラッパー、実刑に不服を申し立て“控訴”
恋人に眼帯をかぶせて18回も不法撮影したアイドルラッパー、実刑に不服を申し立て“控訴”
元交際相手に眼帯をかぶせた状態で、密かに性関係の場面を撮影した疑いで起訴されたアイドル出身のラッパーA氏が、懲役1年6か月の実刑を言い渡されたなか、これに不服として控訴状を退出したことが分かった。

 ソウル西部地裁刑事4単独(判事:ホン・ダソン)は、先月30日に性暴力処罰法違反(カメラなど利用撮影・頒布など)の疑いで、裁判に付されたアイドルラッパーA氏に、懲役1年6か月を言い渡した。性暴力治療プログラム40時間を、児童青少年関連機関などと障害者関連機関のそれぞれ3年間の就業制限を命じた。

 A氏は、逃走の恐れがあるという理由で、宣告後に拘束された。これに先立ち、検察は、6月の結審公判で被告人の罪質が不良な点などを挙げ、懲役3年を宣告してほしいと裁判部に要請したことがある。

 同日、裁判部は、「不法撮影の犯行はむやみに撮影されない性的自己決定権を持った被害者に性的羞恥心を起こし、自分も知らない間に不法撮影対象になりうるという不安感を与え、社会構成員間の信頼を阻害するなど、社会的に深刻な問題」としながら、「犯行被害者たちの性的自己決定権の侵害程度が非常に重く、被害者たちが精神的苦痛に見舞われるとみられる」とした。ただ裁判部は、「被告人が犯行を認め、反省しており、撮影後に流出したことと同種処罰を受けた前歴はない」と述べた。

 A氏は、2022年7月から昨年5月まで、当時公開していたガールフレンドB氏の身体部位などを18回にわたり撮影した疑いで裁判に付された。彼はB氏などの被害者3人を不法撮影し、眼帯を使わせた後、無音カメラアプリで不法撮影するなどの犯行を引き起こした。

 A氏は、2017年にアイドルグループとしてデビューしたが、2019年に健康上の理由で活動を中断した。
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