キム・イェジ の最新ニュースまとめ
「射撃強国」として知られる韓国。パリ五輪射撃女子10ｍエアピストルでは、キム選手とオ・イェジン選手の韓国人同士が金メダル争いを繰り広げるなど、改めて韓国勢の強さを証明した。同五輪の射撃で、韓国は計6つのメダルを獲得した。
キムさんが話題を集めるきっかけとなったのは、今年5月にアゼルバイジャンで開かれた射撃ワールドカップの際のキムさんの動画がXに投稿されたことだ。動画には黒ずくめの服装でキャップを後ろ前に被り、クールな表情を変えずにピストルを撃つキムさんの姿が収められており、「カッコイイ」「クールビューティー」などと反響を呼んだ。動画はキムさんがパリ五輪射撃女子10ｍエアピストルで銀メダルを獲得した後に投稿され、テスラのイーロン・マスク氏も反応。Xに「アクション映画に出演したらクールだろう」などと投稿し、関心を示した。
この動画が投稿されたのはパリ五輪の大会期間中で、キムさんも別の種目の出場を控えていたことから、五輪でキムさんが競技に挑む姿に一層関心が集まった。一挙手一投足が注目される中、競技中に真剣な表情を見せる一方で、腰のベルトには娘の「ゾウのぬいぐるみ」を付けて競技に臨んでいたこともメディアに取り上げられ、そのギャップもまた話題を集めることとなった。
大舞台に挑んだ後の疲労に加え、突如、自身が世界的に注目を集めることになったプレッシャーからか、帰国後に開かれた記者会見ではキムさんにアクシデントが起こった。会見中にけいれんを起こして倒れ、病院に搬送された。幸い大事には至らなかったが、話題の人物が故に、この一件も国内外で報じられた。
8月には、韓国のエンターテインメントマネジメント会社とエージェント契約をしたと報じられ、ついに韓ドラ女優デビューかと、またも注目が集まった。しかし、キムさんは出演したニュース番組で具体的な話はないと否定。その上で「もし出演することになったら、私の名前に射撃というタグが付くので、射撃をもっと知ってもらうことができそうでいいんじゃないかという話はしたことがある」と話した。
同月、世界的ブランドのルイ・ヴィトンのファッションモデルとして、韓国のファッションマガジン「Wコリア」に登場。「Wコリア」の公式ホームページには、ルイ・ヴィトンの衣装を着て射撃ポーズを取るキムさんの写真が掲載された。韓国メディアの毎日経済の当時の記事によると、キムさんは「Wコリア」に対し、「他に金メダリストもいるのに、なぜ私なのか。イーロン・マスクはなぜ私のことを言及したのか、今も気になっている」と戸惑いも見せつつ、「世間が五輪スターを記憶する時間は思うほど短い。だが、私がメディアに出るほど（人々は）射撃を思い浮かべると思う。今後も『銃を撃つキム・イェジ』として残りたい」とファッションモデルの依頼に応じた理由を説明したという。
今月1日、キムさんが所属するマネジメント会社が発表したところによると、キムさんはテスラの韓国法人、テスラコリアのアンバサダーに選ばれた。テスラは、前述のように、キムさんを絶賛したイーロン・マスク氏がCEOを務める電気自動車（EV）メーカーだ。聯合ニュースによると、キムさんのマネジメント会社は「EV大手のテスラと縁を結んだことで、持続可能な未来とスポーツをつなぐ意味ある活動ができるだろう」と期待を示した。キムさんは「テスラと共に良いメッセージを伝えたい」と話しているという。
一方、キムさんは先月、米CNNのインタビューに、射撃選手としての本分は忘れていないと強調。ファッションモデルを務めたことに言及し、「私は射撃選手だ。撮影は一部の姿に過ぎない」と語った。
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