テ・ジナ の最新ニュースまとめ
9日、ソウル・チョンノ(鍾路)区のソウル大学病院葬儀場では、故ソン・デグァンさんの告別式が行われた。故人の遺族をはじめ、テ・ジナ、イ・ジャヨン、キム・グァンジン、ペ・イルホ、ソル・ウンド、キム・チャンリョル、カン・ジン、パク・サンチョル、キム・スチャン、ヤン・ジウォンや、俳優キム・ソンファンなど、多くの芸能界の仲間や後輩たちが参列して故人の最後を見送った。司会は韓国歌手協会福祉委員長の歌手ヨム・ジョンフンが行い、韓国歌手協会イ・ジャヨン会長が弔辞を担当し、追悼の辞はテ・ジナとカン・ジンが朗読した。
テ・ジナはやつれた顔で「何を言おうかあれこれ考えたけど…。兄さんが1980年にアメリカに行き、翌年81年に私もアメリカに行った。兄さんはワシントン、私はニューヨークに住んでいたが、兄さんがニューヨークに来てイタリアンレストランを開いた。あの時本当にうらやましくて、誇らしくもあった。『あぁ、僕もいつか兄さんみたいにレストランやってみようかな』と思った。いつも兄さんは僕のお手本だった」と話し始めた。
「『おれについて来ればお前も全部うまく行く。分かるな?おれに付いてこい』という兄さんの言葉に付いてきた。悲報を聞いて3日間何も食べられなかったよ。酒で腹を満たしながら考えた。兄さんが天国に行ってしまったら、もうテレビに出るのも楽しくないよ」と悲しんだ。
「兄さんとテレビに出る時、楽しかったなぁ。そうやって金も稼いで。でももう兄さんがいないから僕はどうしたらいいのか分からないよ」と肩を落とした。
「皆さんがご存じのように、僕の妻は認知症だ。認知症なのに『デグァン兄さんが亡くなったよ』と言ったら『えぇ?どうして?何で?』と言ったんだよ。僕は妻を抱きしめて泣いた。もういろんなことを覚えていない妻が兄さんのことを覚えてたんだよ。出かけようとしたら妻が『どこに行くの?』と聞いてきたから『兄さんの出棺日じゃないか』と言ったら『いってらっしゃい』と言われてまた驚いた。『ちゃんと覚えていたんだなぁ』と思った」と告別式場に来る前の妻とのエピソードも打ち明けた。
テ・ジナは「兄さんとは本当に海外公演もたくさん行った。記録もたくさん作った。たった2人で大きな会場をぎっしり満たして、そのあとアンコール公演までした」とし、「去る1月に新年のあいさつもしたね。それから1カ月も経ってないのに。兄さんが『お互い元気でいよう。奥さんのことは大変だな』と言い、僕が『兄さん、久しぶりに公演やろうよ、5月8日だよ』と言うと『よし、やろう』と言ってくれたのに」と途方にくれた。
続いて「亡くなる前の日、会社で職員たちと、これまで兄さんとやりとりした曲の順序を見ながらセットリストを決めていたのに、翌日の朝、亡くなったという知らせを聞いた。実は今でも信じられない。兄さんに何を言うべきなのかいくら考えても、兄さんへのお願いしかない。天国で安らかに過ごしててよ。そして兄さんの隣に僕が行く場所も一つ作っておいて。いつか兄さんのそばに行くから」と付け加えた。
テ・ジナは最後に「テグァン兄さん!さよなら!永遠に私のライバルだよ」というあいさつをし、遺影の前で手を振った。
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