声明は「面会所の撤去は離散家族の願いを踏みにじる反人道的な行為であり、私たちの国有財産に対する重大な侵害行為」とし、「北の一方的な撤去行為はいかなる理由でも正当化できず、今回の事態によるすべての責任は北の当局が負うべきだ」と強調した。
また、「政府はこれに関連する法的措置、国際社会との協力など必要な措置を検討していく」と表明した。
離散家族面会所は2003年11月の南北赤十字会談の合意に基づき、05年8月に着工。総額550億ウォン(現在のレートで約58億円)をかけ、地下1階・地上12階建てで08年7月に完成した。
同年に韓国人観光客が北朝鮮兵に射殺される事件が発生し使用できなかったが、09年9月の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)に合わせ離散家族再会行事を開催した際に初めて利用された。これまで離散家族再会行事で計5回使われた。
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