現代自とソン・ソックの短編映画「夜釣り」、国際的な広告祭でグランプリ＝韓国

広告代理店のイノーシャンが、アジア・太平洋地域の広告祭「スパイクスアジア」で、現代自動車と共同企画・製作を行った映画「夜釣り」のキャンペーンがグランプリを受賞したと発表した。

グランプリを受賞したのは、フィルム部門TV/シネマフィルムだ。テレビもしくは映画館で放映されたすべての広告キャンペーンを対象とし、創意性やインパクトといった要素を考慮して審査する。

「夜釣り」は、俳優のソン・ソックと現代自のスポーツタイプ多目的車（SUV）「アイオニック5」が主役として登場する短編映画だ。電気自動車（EV）の充電スタンドで展開する謎多き事件と予想外の結末を盛り込んだスリラー作品となっている。ショート動画による映画として製作された作品が韓国で初めて映画館で上映され、話題を集めた。

自動車のカメラで撮影するという独創的な技法で、現代自の革新性と技術力を効果的に伝えている。芸術性を持つ映画ジャンルに商業的価値を調和させ、クリエイティブに対する可能性をより拡大させたとの評価を受けた。

これに先立ち同社は3月、アジアの国際的な広告祭「アドフェスト」でも、「夜釣り」キャンペーンで金賞を含む5つの賞を受賞していた。